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咲柔館2月の稽古目標~「寝技の補強」と「ありがとう」~

 立春を迎えたせいか、少しずつ暖かくなってきたような気がします。寒い中で稽古をし、己を鍛えることも大切ですが、「やっぱりあったかい方がいいなあ」と思う今日この頃です。
 2月は2つの稽古目標を立てました(子どもクラス、大人クラス共通)。

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①固技(=寝技)の基本動作を身につけよう。(しぼり・エビ・逆エビ)

 現在、咲柔館では組む稽古は行っておらず、寝技も控えています。そこで「今のうちに寝技の基本動作を身につけておこう」ということで、「しぼり」や「エビ」などを多めに取り入れることにしました。
 このメニューは一般的に「地味」「しんどい」と思われがちですが、咲柔館の塾生様は、子どもも大人もすごく楽しそうです。特にお子さん達は、「面白い!」と言って、休憩時間中も続けていました。「ぽんぽんぎゅ」
というトレーニングを続けてきた効果もあってか、スイスイ進めるのが楽しいようです。
 寝技の補強トレーニングを正確に行うことが、寝技師への第一歩です。コツコツ続けていきましょう。

参考[ぽんぽんぎゅっ]
2人組でやるトレーニング。①立っている人は「ぽんぽん」と言いながら2歩前進。②うつ伏せの人は「ぎゅっ」と言いながら立っている人のズボン裾を引っぱってほふく前進。

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②「ありがとう」という言葉、気持ちを大切にしよう。(お礼を言う・きちんと礼をする)

 「ありがとう」は、古語では「有り難し」、つまり「めったにない」「めずらしい」という意味です。「ありがとう」に対義語はありませんが、古語の意味を元にあえて反対の言葉を考えると「当たり前」「当然」になります。相手に何かをしてもらった時は、小さなことでも「当たり前」と流さずに、「ありがとうございます」という言葉やお辞儀として感謝の気持ちを表したいですね。
 柔道は、相手がいてこそ稽古ができます。この機会に改めて柔道仲間に感謝し、「ありがとうございます」とう言葉、心を込めた礼を大切にしていきましょう。そして、道場外でもこの習慣を活かしていただければ、とても嬉しいです。



 「良い行動」は続けることが大切です。2月はこの2つの目標を意識した稽古を続け、「良い習慣」にしていきましょう。良い習慣は、一生の財産です。



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