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柔道で怪我をしないために大切なこと

 柔道の安全性は、「受身」だけで保たれてるのではありません。投げた時に、相手の袖をしっかりと引いてあげる「かばい手」も受身と同じくらい大切です。このかばい手があることで、投げられた相手は受身をとりやすくなります。かばい手は、いわば相手を守る「命綱」です。


 未就学児でもこの動作を何度も繰り返すと、無意識にできるようになります。ただし、かばい手の形だけできればよいのではありません。その目的をしっかりと理解した上で稽古を行うことが重要です。どのように、どのタイミングで引けば、相手の痛みと危険をなくすことができるのか。1回1回しっかりと考えながら、投げ込みを行っています。こうして、より良いかばい手を追究し続けることで、自然と相手のことを想像する力も養うことができます。それが柔道の素晴らしさです。


 かばい手で相手を守る、受身で自分を守る。この両方ができる強くて優しい柔道家を育てていきます。


※以前書いた「かばい手」に関する、心温まるコラムです。
 ぜひご覧になってください。



「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館



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