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白帯を大切にする心

 黄色帯になったばかりのお子さんたちは、前つけていた白帯も大好き。長い間締めていたので、とっても愛着があるようです。
 あるお子さんは、なんと家で服の上に白帯を締めているとのこと。さすがに登校前にほどくそうですが、学校でも柔道家としての自覚を持って生活しているのかもしれませんね。
 また、別のお子さんは、柔道衣をたたむ際に前の白帯も一緒にしばっていました。今までずっと使っていた白帯も大切にするそうです。

 こうした様子を聞いたり、見たりしていると、お子さんたちの心の中に柔道が入っているのが分かります。
 柔道は道場の中だけのものではありません。道場で学んだこと、身につけたことを教室やお家で活かすことも稽古です。転んだ時に受身がとれた、丁寧なおじぎができた、困っている友だちに寄りそってあげた、といったように柔道が普段の生活の中で、そして長い人生の中で役立ってくれることを心から願っています。

 白帯は初心の象徴でもあります。お子さんたちの帯が何色になっても、柔道を始めた白帯の頃の気持ちを大切にしてほしいと思います。これからも小さな柔道家たちの成長が楽しみです。

「柔道をやることで、人生はより豊かになる」
「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館

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