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「忍者遊び」に参加してきました

 2月27日(日)、栃木市で開催された外遊びイベント「蔵の街忍者現る!?」のお手伝いに行ってきました。このイベントはNPO法人栃木おやこ劇場様が15年以上続けている人気企画です。今回は、約40人のお子さんたちが参加しました。ちなみに、私は街に出るのに必要な通行手形を確認する門番役です。


 子どもたちは忍者に変身し、大人忍者から習った忍法を使って任務を遂行します。何枚かの写真をヒントに指定されたお店を探し、チーム毎に疫病退散のお札を貼ってくることが子どもたちに課せられた任務です。蔵の街には、影忍という敵もいます。影忍が近づいてきた時は、忍法で「木」や「ポスト」や「犬」などに変化して隠れます。中には影忍が怖すぎて泣いてしまうお子さんもいましたが、無事に全チームが任務を完了させることができました。
 最後は、広場を舞台にチャンバラごっこです。新聞紙で作った刀を武器に、子ども忍者対大人忍者で真剣勝負をしました。斬って(当てて)よいのは、相手のすねのみです。斬られた人はその場で座り、仲間がタッチしたら復活。相手の大将が腰に下げている旗をとるか、相手全員を座らせれば勝ちです。
 大人忍者たちは、「大人げなく戦うぞ~!」「おお~!!」と気合を入れて臨みました。しかし、子ども忍者の素早さには勝てず、何よりその可愛いらしさにはついついやられたくなってしまい、結果は完敗。力を合わせて大人に勝った子どもたちは、とても嬉しそうでした。

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 現在の社会状況は、人と人、人とまちとが「つながり」を感じにくくなっています。今回の忍者遊びは、そのつながりを感じられる素晴らしいイベントでした。長年地域の方々に愛されているのもよく分かります。


【この活動を通しての思い】※主催者様のイベント紹介文です

 この遊びで私たちがやりたいことは、まち・商店街で遊ぶことで、子どもも大人も、自分たちの暮らしている地域をより身近に感じるということです。
 いつもは買い物に来たり、通るだけだったりと、それほど意識していなかった商店街が、この遊びをした後にはまるで違った想いを感じる街並みに変わっていく。何気ない、いつもの商店街に、いつもと違った空気が流れている。忍者修行の中で、電信柱や郵便ポスが敵からとっさに身を隠すものになり、お店の方が自分たちの道場主様であったりする…いっぱいドキドキしたり、ワクワクしたり、まちのなかで心が動き、まちにはたくさんの思いを残していきたいと考えています。そのことで、まちの人たちの顔が見えてきたり、まちが好きになったり、また行きたくなったり…。
 私たちは、この活動を「もうひとつの地図作り」とも言っています。自分たちの思いがまちにたくさん残っていく、すると、ただの白黒の地図ではない、自分たちのだけの彩りがあふれる地図が子どもたちの心に創られていくと思うのです。しかも、その地図作りを、地域の大人も一緒になって子どもと楽しみながら創っていくことは、この地域の人と人、人とまち・地域をつなげていくことになるのではないでしょうか。今回の企画を通して、まちが豊かになっていくことにすこしでも力になれたらと思っています。




 遊びながら地域のことを知り、色々な人とつながる。今回参加したお子さんたちは、様々なつながりを肌で感じられたのではないでしょうか。私も今回の経験を通し、自分の住む街がもっと好きになりました。今後も地域のイベントにできる限り参加しようと思います。そして、いつか咲柔館でも、地域の方々とつながれるようなイベントを開催したいです。

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      咲柔館のお子さんたちも何人か参加しました



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