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ブログで得られる学び:マーケティング的な2つの視点&弱者の戦略

以前に『WordPressブログで得られる3つの学びと無限の可能性』という記事を書いたのですが、その補足記事です。

ブログを運営していると、様々な学びがありますが「マーケティング的視点」もそうで、今回はその2つの視点と「弱者の戦略」について。

ブログで得られる、重要な学びの一つ「マーケティング的視点」

一般的には、マーケティングはビジネス全体を考える上で、使われる事が多い言葉ですが、WordPressでブログ(サイト)を運営する上でも有効です。

(1)顧客志向

モノやサービスを販売するのと同じように、ブログで記事を書いたり、ウェブサイトを作る際も、なるべくたくさんの人に読んでもらいたいですよね。

そうすると、読んでくれる人は何を求めているのか?と考えながら、ブログやサイトを作る事が、マーケティング的に言う、顧客志向です。

自分が書きたい事よりも、読者のニーズを優先する、というような考え方です。

(2)セグメンテーション

顧客志向を意識した上で、どういった層の人たち(読者)に届ける(書く)か。

「読者を分ける=セグメンテーション」を行います。

性や年齢などで分ける人口統計的な手法が有名ですが(F1層=女性20~34歳)、他にも「ベネフィットを軸にしたセグメンテーション」という手法もあります。

1「そこそこ正確で低価格」層
2「正確で手間いらず」層
3「デザイン重視」層
4「ブランド重視」層

『ドリルを売るには穴を売れ』(青春出版社)佐藤義典

ブログやウェブサイトでは、何か商品を売る際、上記の「ベネフィットを軸に」という考え方で分析した上で記事やページを作ると、売れる可能性は高まるはずです。

何故「セグメンテーション(分ける)」なのか

何故、マーケティングで、セグメンテーション(分ける)が重要とされるのか。

理由は、そうしないと「売れない」からです。

そして、ブログやサイトに置き換えると、「売れない」に加えて「読まれない」から、となります。

「読まれない」というのは少し言い過ぎかもですが「読まれる可能性が少なくなる」とは言えると思います。

これは、アクセスをSEOで集める場合に特に言える事です。

ブログのアクセスを増やす為のSEO

ブログやウェブサイトのアクセスを増やすには、様々な方法がある中で、SEOは現在も重要です。

その中で「ターゲットを絞る」という事が重要で『WordPressブログで「ターゲットを絞る」事の2つのメリットと消極的条件』という記事で書いた通りです。

難易度が上がっても有効な考え方

SEOに関しては難易度が上がってきてはいるものの、マーケティング的な視点を持てば、むしろ当たり前というのか「インターネットとリアルとの差」が少なくなってきている、とも言えます。

つまり、競合他社(他サイト)に勝つ(検索上位に表示させる)には、マーケティング的な視点・考えでブログやウェブサイト、記事を作っていく事は必須であり、今後もずっと有効な考え・手法でもある、という事だと思います。

マーケティング×SEOの観点から見る検索結果の一例

マーケティングとSEOの観点から、実際の検索結果を見てみます。

「商標キーワード+口コミ・評判・評価」は商品を売る為に、皆が狙うキーワードです。

例として、ビールに関連する検索結果をいくつか見てみます。

「アサヒスーパードライ 評価」

1番上は広告、その下(1位)は価格コム。

スーパードライはとてもメジャーな商品なので、やはり競合は強く、上記キーワードの検索結果は「価格コム」が1位です。

スーパードライ 350ml ×24缶(価格コム)のページ

「よなよなエール 評価」

1番上と2番目は広告、その下の1位は個人ブログ(おそらく)です。

「よなよなエール」ではどうかと言うと、1ページ目に個人ブログも表示されます。

「スーパードライ」に比べると、競合が弱い、と言えます。

同じビールでも、缶ビールではなく、ビールサーバーのジャンルになると、どうでしょうか。

「キリンホームタップ 評判」

広告の下、1位は「みん評」(口コミのポータルサイト)ですが、2位は個人ブログです(おそらく)。

ちょくちょく目にするキリンホームタップ。

こちらも、個人ブログもチラホラと1ページ目に表示されます。

【本音レビュー】キリン ホームタップを実際に使ってわかったメリットデメリットを徹底解説【口コミ・評判】

「ドリームビア 評判」

こちらはもっと個人ブログが目に付きます。

ビールサーバーでも、キリンよりはかなりマイナーな「ドリームビア」というサービスだと、もっと個人ブログが増えます。

【2022年8月価格改定】ドリームビアの評判は?高い?料金から解約まで徹底レビュー!

個人ブログが持つべき「弱者の戦略」

SEOにおいて、一般的な個人が企業に勝つ事は難しくなっていますが、それは現実世界と同じです。

一般的な個人がアクセスを増やしたり、収益を上げたりする為には、マーケティング的な視点・考えに基づいて「弱者の戦略」を取る必要があるんですよね。

まとめ

ブログ運営する事によって得られる学び「マーケティング的な視点」と「弱者の戦略」について書いてきました。

まとめると、
「顧客志向」によって、読者のニーズを意識しつつ「セグメンテーション」で狙うべきターゲットを絞る。

それはつまり「弱者の戦略」で戦うという、現実世界と同じマーケティング的な視点である、と。

こうした事は、他の分野にも応用可能なので、ブログ運営というのは、やはり学びになりますね。

今後もこのnoteで、ブログ運営で得られた学びを発信していこうと思います。

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