リモートワークを振り返ってみる
リモートワークをするようになって1年以上、いや2年近くになるでしょうか。
今やすっかり日常となったリモートワークについて、ちょっと振り返ってみたいと思います。
リモートワークを始めるにあたって
リモートワークを始めるとなったとき、正直少し不安がありました。
自宅でちゃんと集中して仕事ができるか、ということが一番大きかったように思います。
始めるにあたって、自分の中で以下のようなルールを決めました。
自分の部屋では作業をしない。また、仕事中は自分の部屋に行かない。
作業場所はリビングだが、照明を点けるのは作業場所だけにする。
無音は苦手なのでBGMはかけるが、歌詞がある曲はかけない。
普段通勤するとき自宅を出ていた時間に一旦外に出て歩く。
私の場合はコンビニへ出かけるようにしました。
今でも、大体これらのルールは守っています。BGMをもっと自由に歌詞がある曲も聴くようになったくらいでしょうか。
次は作業場所について。
作業ができそうな場所はリビングだったのですが、母が車椅子ということでリビングには小さなダイニングテーブルが一つある以外は、他にテーブルや机などはありません。壁際にリラックスチェアがあるのでそこを作業場所に決めました。私の場合ビデオ会議は基本ないのですが、後ろが壁のその場所なら仮にそうなっても大丈夫だというのも理由の一つ。
作業するにあたって適した机がないので、折りたためる作業用の机を買いました。
集中できるか不安があったため、始めたばかりの頃からしばらく「ポモドーロ・タイマー」を使っていました。
今はもう使わなくなりましたが、結構良かったですね。
リモートワークを始めてからしたこと
貸し出されたPCで自宅から事務所にある作業用PCにリモートデスクトップで接続する形で作業をするのですが、接続するPCはMicrosoftのSurfaceで、画面が小さく、作業用PCで直接作業する時と解像度も変わってしまっていました。作業しにくかったので、モニターを買うことに。でも片付けた時に場所を取りたくなかった
ので、ポータブルモニターにしました。
借りたSurfaceには拡張ドック(サードパーティ製)も付属していて、それにHDMIポートやUSBポートにモニタやキーボード、マウスを接続して使っていたのですが、拡張ドックの電源コードが異常に細く、しまったり出したりする度に断線してしまうんじゃないかと心配になるくらいだったので、Surface単体で接続できるようにならないかと考えた結果、レシーバが1つで済むキーボード/マウスと、SurfaceのMini DisplayPortをHDMIに変換するアダプタを買いました。
今はその環境で落ち着いています。
いろいろ書きましたが、結局はリモートワークを始めてみるといろいろと作業環境についてこだわるようになる、ということでしょうか。自分の自由にはならない職場とは違い、自宅だと作業環境にはついこだわってしまうような気がします。
リモートワークになって良かったと思ったこと
介護する母を一人にする時間がなくなったこと
私は母と二人暮らしで、私は母を介護しています。
通勤しているときは、私は母のデイサービスが迎えに来る前に家を出なければならず、母がデイサービスから戻ってきた後に帰宅するという形でした。母が一人になってしまう時間があったわけです。残業しなければならない時は一人になってしまう時間が長くなってしまうので、よろしくないなとはずっと思っていました。
リモートワークをするようになってからは、私はずっと自宅にいるので、母が一人になる時間がなくなり、問題が一つ減りました。
宅配がいつでも受け取れる
私はよくAmazonで買い物しますが、通勤していた頃は基本不在連絡票からの、仕事のスケジュールなどを考えて再配達時間を指定したり、配達先をコンビニにしたり、宅配ロッカーにしたりしていました。
リモートワークになってからは自宅でいつでも受け取れるようになりました。それまで平日午前中とかは無理でしたが、受け取れるようになり、結果的に注文してから受け取るまでの時間も早くなりました。
受け取りやすくなったので、かなりAmazonで買い物をしてしまった時期もありました。今は反省して控えています。
通勤時間がゼロ
特に仕事が終わった後に実感します。
終業時間になりPCの電源を切った瞬間にもうプライベートモードというのは、リモートワークを始めた頃には感動すら覚えました。
結果的に自分の時間が増えます。
私はNetflixなどを利用していますが、通勤していた頃は帰ってきてから映画のような長いものは見ようとは思えませんでしたが、今では仕事が終わってから映画を観てもまだ時間が余ります。
むしろ集中できる
これは人によるのでしょうが、私の場合は意外にも集中できました。
一人であること、周りに雑音がないこと、それらが私にとっては良かったということでしょうか。
自由度は高い
作業環境については自由です。もちろん仕事に支障がない限りは。
音楽やラジオをかけていても良いと思うし、服や格好なども自由。
昼休みにシャワーを浴びれますし、少々髪が乾いていなくても仕事はできます。
仕事の進め方についてもそうかもしれません。リモートワークになると働いている姿は他の人には見えなくなるから評価されるのは成果になります。その成果に向かって進めるやり方も自由。自分なりに考えたやり方を周りを気にせず試すことができます。
リモートワークで困ったこと
歩かない
スマートウォッチで歩数をカウントしていますが、めっきり歩かなくなっています。意識して歩かなきゃとは思うのですが、なかなか思うようになりません。
トイレの回数
私の場合ですが、トイレの回数が減りました。
1日1回は安定してありましたが、最近は下手すると3日くらいないときがあります。それもあまり意識しておらず、気が付いたらそういえばしてなかったな、と気づく感じ。
食費
通勤していた頃は、私が母が食事する時間に帰ってこれないこともあって、母の食事のためにヘルパーさんをお願いしていました。
ヘルパーさんはさすがプロという感じで食材を効率よく使っていただいていたので、食費があまりかからなかったのですが、私が自宅にいるのでヘルパーさんにお願いできなくなりました。私は料理が苦手というかほぼできないので、食費がかかるようになりました。
さいごに
私のリモートワークの日常について書かせていただきました。
最初は不安もあったけど、今は非常に自分にあった働き方だと感じています。特に親を介護している私にとってはとても助かっています。
これからもリモートワークは続くでしょう。
そして、それは様々な人の様々な環境や事情に対しての一つの解決策や選択肢になり得るものだと思います。
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