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【28/66】読書記録「早わかり世界の文学」

こんばんは。お昼ご飯は、病院の隣の駅のサイゼリヤで食べました。狭い席に案内されたのもあり、ドリンクバーとランチスープを飲んでも1時間もいられませんでした。食べることは食べますが、ランチについてくるサラダのドレッシングが苦手です……。

昼間だからランチメニューなわけで、別に普通のパスタとか食べても許されるだろうと思いますが、あのおかわり自由なスープには勝てません。毎月毎月サイゼリヤでも、飽きないだろうか? 隣の駅には、他にもバーミヤンがあるようです。長居できるかなあ?

清水義範「早わかり世界の文学」(ちくま新書)

※在庫切れのリンクを載せてごめんなさい。たぶんA○azonでも厳しいんじゃないかな

いきなり在庫切れのリンクを貼ってしまいましたが、図書館で借りた本です。そこのところご容赦ください。
清水義範は昔ハマってました。高校生くらい? 大学時代は本らしい本に没頭した記憶がないので(社会人になるともっと読まなくなった)。

たぶんこれもSNSで知ったのだと思う。高校生の頃、へんてこな小説もどきを書いてたのも、清水義範のパスティーシュを意識していた気がします。恥ずかしい。

何が書いてあるかというと、過去に高校生や大学生に向けた、文学について行った講演と、書き下ろしの文学論(?)が3本ずつ。

文学のパロディですね。昔から文学作品は、模倣を繰り返して発展してきた。外国文学から始まるので、書いた人や作品の名前が覚えられないのが残念だった(じゃあ何のために読んだのか)。

学習するというのは模倣することです。それと同じで小説だってすでにある小説を読むからこそ、そこからとても楽しい刺激をうけて、私も書きたいというふうになるものなんですよ。それはそうですよ、小説を書くことが好きな人って絶対に読むことが楽しかった人に決まってますよね。

24ページ

あの旧約聖書の「ノアの方舟」だって、「ギルガメシュ叙事詩」からの引用だといわれてるそうです。初めて知った。聖書の歴史ってよく知らないけど、数千年前の話でしょう。聖書に書かれているのが、本当にあったのかと疑ってはいけないと聞いたことがあります。

他にも小説家を志し、デビューまでの経緯などが書かれています。自分が書いてるのがパスティーシュという意識がなかったといいます。後になって編集者がつけたとか。
パロディには多少の毒があるけれど、パスティーシュは皮肉や毒が弱いという。

「私が決める世界十大小説」という項目もある。これは書き下ろし。どれも読んだことがない。

「オデュッセイア」
「源氏物語」
「ハムレット」
「ドン・キホーテ」
「ファウスト」
「ゴリオ爺さん」
「ボヴァリー夫人」
「罪と罰」
「魔の山」
「失われた時を求めて」

ああやっぱり、物書きになるには、世界各国の文学作品を読んで、心に貯蓄しなくちゃできないなあ…などと思ったものです。

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