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【11/66】Beautiful Japan 吉田初三郎の世界@府中市美術館

こんばんは。毎年この季節になると、母校の都立高校が西東京大会で1勝できるのかと、淡い期待をしては裏切られています(勝手にそう思ってるだけ)。野球部に知り合いがいたわけでもないので、そんな期待をするほうがおかしいです。組み合わせが出たときから、初戦を勝てるかどうかを考えてしまいます。
女子校に行ったほうが、健康面でよかったのかなあ? 地元の都立高校に行くよりはよかったと、言い聞かせています。

昨日の話になりますが、府中市美術館で Beautiful Japan 吉田初三郎の世界 という企画展を見てきました。府中市美術館は家から近い美術館で、企画展が新しくなると、一度は足を運びます。アートが近くにあるなんて、なんてぜいたく!と思います。

吉田初三郎という人は、観光という分野の絵画に大きな影響を及ぼしたと思います。どこかで見たことがあるような、鉄道の沿線のみどころを描いた鳥瞰図などがあります。それはやっぱり観光目的で、鉄道会社から要請があったのでしょう。
※図録を買ってないので、思い出し、当時を想像しながらですが…。

どんな場所を描いたかというと、神奈川県や京王電鉄(今の名称)、小田急電鉄、静岡から山梨を走る身延線とか。「○○駅って昔は△△駅だったんだ」「□□駅はまだできてなかったんだ」とか、見ていてわくわくします。

もともとは大きな絵だったのが、折りたたむと文庫か新書サイズになることを考えて描かれたようです。観光には携帯したいものでしょう。

あと時代が大正から昭和初期にかけてのものだったので、変わったところでは台湾や朝鮮を描いたものもありました。自分の足で歩いて描いた緻密な絵!

もうこの時代には初三郎の絵(鳥瞰図)のコレクターがいて、それも意識された絵もあった模様。今も残されてること、先人たちに感謝しかない。男の人ってこういうの集めるの好きそう……と思いながら見てました。

府中市美術館の企画展では、出口にちょっとした遊び心のおまけが用意されていて、今回は今でいう京王線の新宿(正確には現在の新宿駅じゃない)から府中駅までのA3サイズのすごろくでした。こういうのもらいたくなるんだよねえ~(笑)。
現在の新宿ではない新宿から、初台までの間に4~5の駅があったらしい。この時代は初台も地上にあったから。「現在はありません」を見ながら、「今のひと駅の間にこんなに駅があったのかよ!」と驚きました。

前にどこかで書いたけど、平日は市内の小学生が図工の授業の一環で美術鑑賞に来ることもあります。学芸員さんの話を聞いてるのを見るたびに、「大人だけど作品の描かれた背景とか知りたい…」と思います。

この企画展も前期と後期があり、前期の展示を見逃してしまいました。昨日時間を作って、後期は何とか見られました。

【追記】
この記事は7月7日に書いたものですが、最初の下書きの時点の日付のまま変えることができませんでした。66日ライランから脱落となるのでしょうか

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