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第十一話 僕がサッカーを辞めた理由



これまでのnoteで僕のサッカー人生について簡単に書き記してきましたが、昨年2021年6月に幼い頃から抱いていたプロサッカー選手になるという夢を諦め、サッカーを辞めることを決意しました。

今回はタイトルにもある通り、なぜ

ドラえもんと言ったらどら焼き
ナルトと言ったら一楽ラーメン
桜木花道と言ったら赤木晴子
坂口祥尉と言ったらサッカー

と言えるほど大好きであったサッカーを突然辞めたのかについてお話したいと思います。

どうか最後までお付き合いください!



僕がサッカーを辞めた理由はたった一つです。

『諦めてしまったから』


です。



これが至ってシンプルで皆さんが理解しやすい言葉だと思います。
でも、ここで皆さんの頭に浮かぶ疑問が

「何を諦めたの?」 


僕の頭の中では常にこのように考えていました。

【プロサッカー選手になる】

【今日の練習又は試合のプレーでは全然ダメ】

【もっと○○を伸ばす、改善する】×複数




僕は高校以降の練習や試合で自分のプレーに納得できたことが1度もありません。
(中学以前はそこまで考えてなかった)
ただ、これまではそれが僕を突き動かす原動力であり、
「今日のプレーじゃダメだ、今のままではダメだ、もっと強く上手くならないとプロになんてなれない」

そんな思いこそが僕を突き動かしていました。

しかし、東京23FCに加入してからその気持ちが悪い方向に転がっていったのです…

東京23FCの練習に行くようになったのは2021年2月下旬
前年まで所属していたEdo All Unitedとは大きく異なり、これは個人的な意見ですが、練習強度がグンと高まりました。


正直僕が求めていたものがそこにはあり

「キツイ、でも楽しい!」


練習時間は朝の7時だったので、家を出るのは朝の4時。
でも、そんなの関係ないくらい練習が楽しいと感じていました。
自分自身のパフォーマンス自体も前年に比べて徐々に良くなっている感触があったのですが、サッカー選手として致命的な問題が起きたのです。

『試合で自分のプレーができない』


練習ではできても、試合になると全くと言っていいほど自分のプレーができなくなり、ボールも奪えなければ、周りも見えず、パスも通らない。
それは練習試合、公式戦問わず起きた現象でした。
練習前にはその日の課題を設定し、練習後の帰り道で振り返る。
試合前も同様にその日の課題を設定し、試合後は映像と共に振り返る。
初めはそれも今まで通り自分の原動力に変えていたのですが、2ヶ月ほど経った時から自分が全然成長していないことに気づいてしまいました。
練習でできても試合ではできない。
試合こそがスポーツの醍醐味であり、楽しいことなのに全く楽しくない。
僕はサッカーを楽しめなくなっていました。

そして、僕はこれまでお世話になった人に相談したり、サッカーと距離を取ったり、小学校のグランドに足を運んだり、色々と試してみたものの
「もう無理だ。」
と日に日に精神的ストレスが増し、現状から逃げ出し、諦めてしまいました。


これが僕がサッカーを辞めた本当の理由です。
この決断に至るまでにこれまでお世話になったたくさんの方々の顔が頭の中に浮かびましたが、
『プロサッカー選手になる』という夢を諦める以上、サッカーをやる意味が僕の中から消えてしまいました。


苦渋の決断の先に僕は何を見つけ出すのか…


次回 
第十二話 どうしてYOUは沖縄に!?

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