世界と日本のWeb3の認知度調査結果を日本語でまとめてみた
都丸です。
本記事では、英語の調査サポートを日本語訳してまとめたものです。
Consensys社はYouGov社と共同で、世界15カ国でWeb3に関する世界的な認知度調査を実施しました。
実施目的は、この複数国にまたがる調査は、暗号資産、NFT、Web3、ブロックチェーン、メタバースに対する人々の認識について、世界的かつ地域的な見解を提供すること、また、現在のインターネットに対する人々の感情や、最近の中央集権的な金融暗号企業の倒産がこのセクターに影響を与えているかどうかを理解することです。
報告書全文と国別の要約は以下からダウンロード可能です。
https://consensys.io/insight-report/web3-and-crypto-global-survey-2023#01-executive-summary
Globalレポート:Global Survey on Crypto and Web3
調査方法
調査対象国:15カ国
アルゼンチン、ブラジル、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、メキシコ、ナイジェリア、南アフリカ、韓国、フィリピン、英国、米国、ベトナム
実施期間:2023年4月26日〜5月18日
インタビュイー人数:15,158人
インタビュイー対象年齢:18歳から65歳
質問数:32
グローバルを代表する調査会社のYouGovがConsensysの依頼を受けてリサーチと分析をした。収集されたデータは、各国の人口における年齢、性別、地域のバランスを考慮した上で重み付けした結果となっている。
サマリーと洞察
この調査は、Web3に対する一般市民の認識が分かり、また、今日のインターネットにおけるプライバシーとデジタル所有権について回答者が提起した核心的な問題に対する解決策となる可能性があることが浮き彫りになった。
世界的に暗号資産の認知度は高いが、Web3.0の認知度は低い。
世界全体では、約92%の人が暗号資産について知っているが、Web3の認知度はわずか8%。ナイジェリア、南アフリカ、ブラジルが暗号資産の認知度でトップ。
Web3に詳しいと考える回答者もわずか8%。多くの回答者がWeb3を知らないが、50%以上がWeb3の概念に支持を示している。
回答者の62%がクリエイティブな活動に対して報酬が不十分だと感じている。
回答者の83%がデータのプライバシーを重視し、70%は企業が利益を共有すべきと考えている。欧州諸国では暗号に対する懐疑的な見方が強いが、東南アジア、南米、アフリカでは熱狂的な態度が見られる。
グローバル資本にアクセスし、インフレから身を守る手段として、一部の国では暗号が重要視されている。
主流のWeb3アプリケーションは、インターネットのエージェンシーギャップを解決する機会を提供している。
Web3製品の活用により、ウェブ上の所有権、アイデンティティ、プライバシー、収益化に関する問題が解決できる可能性がある。
より細かいデータはこちら↓
Japanレポート:Global Survey on Crypto and Web3
調査方法
調査対象国:日本
実施期間:2023年4月26日〜5月18日
インタビュイー人数:1,008人
インタビュイー対象年齢:18歳から65歳
質問数:32
こちらもグローバルを代表する調査会社のYouGovがConsensysの依頼を受けてリサーチと分析をした。
サマリーと洞察
日本は世界の中でもWeb3の理解に貧しく、また暗号資産への投資意欲も低い。ただ、NFTやメタバースは暗号資産やWeb3と比較して馴染みがあることが分かった。
日本人は一般的にWeb3の概念に馴染みがない
ほとんどの日本人は、金融システムを改善できると考えている
暗号資産の概念は日本で広く知られている
暗号資産から最も連想されるのは、投機とマネーの未来だが、犯罪やマネーロンダリングの入り口となり得ると回答した人もいる
日本ではビットコインとイーサリアムが人気である
日本の多くの人々は、2022年に中央集権の暗号資産交換業者が倒産することを知らなかった
より細かいデータはこちら↓
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