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良いSES企業を見極めるためには

今回はSES業界の闇の一つである「高還元SES企業」についての、業界の見解について、私的に感じることも含めて、記載してみます。

・自社サービス/SES企業への入社や転職をご検討されている方
・過去にSES企業に在籍された方で、イヤなイメージをお持ちの方

に読んでみて頂きたいと考えております。

応募時・面接時に確認をした方が良い事項なども列挙してみます。



1、悪評が立つSESの事情や事由

①透明性がない(単金が分からない/教えてくれない)
→還元率が低い

②単金に対する還元率の計算方法が会社によって異なる
→入社後に実は高還元ではないと知るケース

③オファー面時の提示額より単金が下がって、提示額と変わる
→承諾率を上げるために、実態より高い年収提示をする

④会社都合の案件に入れられる
→エンジニアの人が、身に付けたい技術を得られにくい

⑤深すぎる商流(営業力がない)
→単金が上げにくくなる

⑥案件がなくなるとクビになる
→労基的にNG

徐々に健全な業界に、なりつつある、と感じておりますが、業界にはまだ上記のようなSES会社が得をして、エンジニアの方が損をするような構造が、業界的には存在します。


2、DeFactory社のSESの特徴

①透明性を担保
→単金と給与が連動しており、テーブルを公開

②単金給与連動性
→単金のロジックが明確

③最低月収のご提示
→オファー時に、最低の月収が提示します。

④案件選択制
→キャリアの描き方や身に付けたい技術・働き方を鑑み、希望の案件

⑤営業力
→浅い商流(3次請けまで)への案件参画が可能
※3次請け=エンド→元請(Sier)→DeFactory

⑥待機保障
→案件がなくても、給与保障をしております。

悪評が立つ業界から一線を置き、エンジニアの人が

・働きたい働き方を実現でき
・身につけたい技術を会得が可能で
・市場観にフィットした給与を得れる

そんな環境を作っていきたいと考えております。


目指していきたい場(会社):DeFactory社で作成


3、”高還元SES”の概念と気をつけるべきこと

DeFactory社も、23年4月より、正社員の方の採用を始めました。

高還元SESは、様々な定義がありますが、一般的には、還元率が高いSES企業のことをさします。

一般的なSES会社の還元率は案件単価の50~60%で、低いところだと30~40%の会社などもあります。

中には80%と打ち出す会社もありますが、高還元SESの一般的なレンジは、60%後半~75%くらいが、高還元SESをうたうゾーンのように思えます。

還元率が高い=給与が高い、と思われがちですが、実はそんなことないケースもあります。

SESという業態・事業は、古くからあり、シンプルに「売上-原価(開発費)=営業利益」の構造は変わりません。

求職者の方は、高還元である理由(=仕組み)を、しっかり理解し、その会社の特徴を掴む必要があるのではないかと考えております。
(当社は、面談時にその説明をさせていただきます)

特徴を掴む必要がある理由としては

SES企業によって
・単価に対する還元率の計算方法が異なる
・情報の透明性
・営業力
・事業の仕組み
が、それぞれ異なるという点があるから、です。

以下で、よく起こりがちなケースを列挙してみます。

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A会社:想定年収の提示ケース

高還元SESの中でも、給与形態が評価テーブルではなく、
顧客単価の%(還元率)で、給与が決定する仕組みとなっております。

オファー面談時は、実際に案件が確定している段階ではないので、年収条件が確定していないことも多く、承諾後に

・エンジニアの経験とスキル
・自社の営業力
・現在の市場感

などで、顧客単価が決まるケースがあります。

ゆえに、残念なことにこの想定年収を釣り上げて、実際、入社後に提示年収を大幅に下回る可能性もあります。

高還元、というと響きがよく、他社企業との競合になった際はどうしても「想定年収」を盛って高く提示した企業が見栄え的によく映り、「想定年収」を現実的な額で提示する企業が不利になるという状況になってしまっております。

数回の面接と、オファー面談だけでは、正確な提示ができないケースもあり、市場やスキルから相関性がない顧客単価で計算した想定年収となるため、実際に入社後に提示よりも給与が大幅にダウンとなり、再度転職先を探すことになったという事例が跡を絶ちません。

▶面談・面接時に確認すべきこと:

③最低の単金&最低の単金にともなうレンジを確認

⑤営業力があるか、どんな案件が多いのか、入社している人が、どんな案件に参画しているのか確認

⑥待機保障の有無と、待機保障時の考え方

B会社:「経費」を還元金額に含めているケース

例 還元率80%:100万×80%-30万円(社保・厚生年金等)

オファー面談時の提示年収と、実際の入社した際の年収のレンジが異なるケースです。

▶面談・面接時に確認すべきこと:

①透明性があるか
→単金と給与が連動テーブルなどの有無と、できれば実際のレンジ感を確認

②単金のロジックが明確かどうか

DeFactory社では、以下のようなテーブル(※)を作成しております。

DeFactory社のテーブル ※簡易版&単金60~70万までのみ添付
還元率70%の考え方

※「地方から東京へ新幹線通勤しているメンバー」と「フルリモで勤務しているメンバー」と、粗利額が違うのにも関わらず、同じ評価軸で評価しなければならなくなってしまうため、還元率に交通費を含有しております。

なお、福利厚生費はなどは含有しておりません。


4、SESは不要か?(発注者目線)

こと、エンジニアにおけるSES(準委任契約による業務遂行契約)の事業サービスにおいて、事業としての本質的なニーズを、発注者目線で記載します。

SESがなくならない理由1:人材不足の問題を解消できる

製品開発におけるスケジュールを組んでいる場合、採用をして、エンジニア不足を担保するよりも、パートナー会社などにSESで人員補填をする方が、早くて、製品価値を担保できるケースも多くあります。

SESがなくならない理由2:事業縮小のリスクを対策できる

日本の場合、正社員で雇用することで、解雇が海外よりもしづらい状況というのもあります。

「人材の入れ替えが容易」という点でも、業界がなくならない理由として考えられます。

SESがなくならない理由3:採用コストが少ない

正社員で採用する場合、3つのパターンがあります。

いずれにしても、開発期間が決まっているようなケースで、人員が足りない場合は、チームの調達ができないことも起こります。
このような場合に、SESという形態を使って、パートナー会社やフリーランスのエンジニアに依頼することになります。

1、人材エージェンド:年収の30%程度を支払う必要がある(500万円のエンジニアであれば、150万円)

2、スカウト:1人当たりの採用単価は50~100万

3、求人広告:プル型のため、応募がくるか分からない

SESがなくならない理由4:教育コストがかかりにくい

事業会社で、プロパーエンジニア(未経験)の場合は、教育コストがかかります(即戦力になれないようなケース)。

これを事業会社側で負担することが重い場合、教育コストがかからない、一定のスキルがある人を外部から調達するニーズが出てきます。


5、SESは不要か?(エンジニア目線)

エンジニアの人からしてもメリットがあります。

一言でいうなれば
1社で、色々なプロジェクトに、自分の身に付けたいスキル・幅広いスキルを取得ができ、働き方重視のキャリアも作れる。
(DeFactory社は、傾向として残業が少ない案件があり、事前にお伝え頂ければ残業が少ない案件に参画が可能です)

DeFactory社は、上流工程の案件もあり、現に参画しているメンバーもおります。


6、最後に(DeFactory社が目指すこと)

改めて、私たちは、エンジニアの人

・働きたい働き方を実現でき
・身につけたい技術を会得が可能で
・市場観にフィットした給与を得れる

環境をつくっていきます!

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