株式会社への組織変更とこれから大切にしていきたいコト

あけましておめでとうございます!

かなり久しぶりの投稿になってしまいました。

今回は一応のご報告と書いておきたいことを残しておこうと思います。

1、株式会社への組織変更

2020年の12月10日に、合同会社P&FからDeFactory株式会社に組織変更しました。

元々17年2月に1人会社として、資本金50万円からスタートした会社ですが、当時から株式会社する時が本当のスタートと思ってやってきたので、やっとスタートラインに立てた感じです。

起業当時から「事業をつくりたい」と考え、来月で丸4年経過してしまい、「本当に遅っ」という感じなのですが、4期目が始まる時から構想から開発まで目途がつき、アクセル踏み込めそうなタイミングでの、組織変更です。

これまで3期目が終わる時までに、本当に数十の事業検証をしてきて、やっと3つの円が重なる事業にたどり着けました。

※世界一になれるか分かりませんが‥笑

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少なくとも

心から、このプロダクトで、自分が当事者意識を持って、このプロダクトで課題を解決していきたい

と思えて、10年かけてでもこのコト(課題)に向き合える覚悟を持てたので、株式会社をしました。

今後はテスト導入が決まっているユーザー様がいらっしゃるので、PoCを行いながら、投資家の方に入って頂き、事業進捗をさせていきます。

2、2020年

2022年のことの前に、まず2020年は、コロナも含め本当に初めてのことばかりのことを体験しました。

特にマーケティング上がりの人間にとって、プロダクト開発は未知の領域で、本当に分からないことばかりでしたが、幼稚園からの友達(親友)が助けてくれたり、その友達の優秀なエンジニア(代表でありCEO)の方が初期開発してくれて、本当に頭が上がりません。

まだビジョン、ミッションなども曖昧の中で、エンジニア採用などが難航しましたが、優秀な人達が集まり、これからしっかり本格的にプロダクト開発に向き合える体制が整いました。

僕たちが展開するバーティカルSaaSは、10年後に既存の産業をディスラプトできる可能性がある領域でもあり、安易に資金調達をしないで、クライアントワーク、自己資金で耐えることで、5年後に来るべくして来る波に乗れるように備えていきたいと考えています。

3、2021年

今年、DeFactoryで大切にしていきたいこととしては、3つです。

・カルチャーの醸成と構築
・技術への投資
・デザイン組織

いずれも僕は未経験の領域も多いですが、バーティカルSaaSとしてのプロダクトの戦闘力を上げるためには、必須な事柄だと考えています。

⑴カルチャーの醸成と構築

SaaSは、職種はもはや関係ないと思っているくらい、チーム戦、集団スポーツだと考えています。

いかに組織で「顧客の成功」にコミットできるか

これまで僕は、BtoB、BtoC含め色々な事業してきましたが、SaaS程シンプルなビジネスで、提供側、利用側にとって分かりやすいビジネスはないと思っています。

特にビジネスを通じて、最も面白くなかった(嫌だった)のは、情報の非対称性を利用したり、アービトラージを利用したビジネスでした。

以下の記事に、SaaSに特化したファンドを運営するキャピタリスト前田ヒロさんが

SaaSは、ちゃんと「人」に主導権があり、感情に寄り添って設計されています。それは仕事として取り組む側にとっても、まず矛盾がない行いだろうと。その関係が健やかなんですよね。僕も気持ちよくサポートできますし、おそらく起業家も気持ちよく経営できるはずです。
・SaaSは美しく、矛盾がなく、人々を素直にする
・ビジネスモデルに矛盾が少ないから、SaaSは美しい。
SaaSはもっと世界を良くすると思います。利用者やサービス提供者だけでなく、みんなを素直にしていく。ビジネスから矛盾をなくしていく。

と仰っています。

SaaSビジネスは、本当にうまくいけば、関わるすべての人が幸福度が高い働き方(顧客の成功が自分の喜びになる)ができる事業だと思っています。

チームワーク×個力が必要なSaaSは、他の業界の職種の人たちより、成長しやすい環境であるのは、間違いないと思っています。
※但し伸びているプロダクトに限る

長くなりましたが、そのために職種関係なく、「顧客の成功にコミット」できる組織をつくっていく必要が初期からあると考えています。


⑵技術への投資

・開発面は

・プロダクトの検証の高速化
・本当に使われる機能の実装
・エンジニアチームの構成

SaaSと呼ばれるソフトウェアは、技術に投資をしていかなければならないと痛感しています。

非エンジニアの代表である僕なんかより、報酬とかはもらっていいと思っています。

長く続けていけば、技術で差別化できるタイミングが来ると思っているので、長期目線で投資していきます。


⑶デザイン組織の構築

なぜ、僕たちが進める領域に、まだSaaSが浸透していなかというと、その理由の1つに「使いにくい」という課題があります。

ユーザーインターフェース(UI)が、いけていないんです‥

<事業面のデザイン>
ユーザーにとって、より良いUIを提供することが、深く浸透できることが事業優位性になると思っているので、情報をスッキリ見せられるか、分かりやすく情報を提示できるかに拘る必要があります。

<組織面のデザイン>
事業面のデザインを最適化させるために、マーケティングやセールスなどのビジネスサイドや開発チームとの「共通言語づくり」が必要です。

SaaSはチーム戦なので

・スピーディにプロダクトを作ること
・作ったデザインの意図やルールを明文化し、ビジネスサイドや開発チームとの連携

が必要です。

そういう意味でも、ユーザーに使ってもらえる製品を提供できるような組織をつくる必要があると思ってます。

4、どんなビジョンで事業していくの?

割とここ半年は、このことをよく聴かれたりするので、書き残しておきます。

テクノロジーで産業の可能性を拡張する

と、あえて抽象度を高いままにしています。

紐解くと以下です。

テクノロジーで
データの爆発的な増加が起こり、SMAC(Social、Mobile、Analytics、Cloud)と言われるテクノロジーが、主要ITのプラットフォームとなると提唱されて、現実となりました。

重厚長大のレガシー産業は、土台が大きい故に、莫大なデータが発生し、クラウドとAIを活用してデータを学習し、そのフィードバックを得てさらに「AIの高度化」という流れは、今後も起こります。

日本の製造業の再興のためには、旧態産業の良い部分を引継ぎ、テクノロジーにより、レガシーが切り替わるところにテクノロジーは必須だと考えています。

⑵産業の
⇒産業というのは、今現在は「製造業」を対象としています。
が、30年後、50年後に「製造業特化」のプロダクトを展開しているかは、分かりません。

なので、あえて「産業」と定義しています。

⑶可能性を拡張する
⇒IT(情報技術)と呼ばれるアプローチは、人類を進化させる方法であり、ITがない時代は今後起こり得ないですし、どんどん浸透していきます。

人の生活や働き方を豊かになっていくのは必然ですし、ITはそれを助長してくれる術になると考えています。

そういう意味でも、日本の産業は、まだまだテクノロジーを使えておらず、今後もテクノロジーを使って、様々な産業の可能性を拡張できると考えています。

DeFactoryでは、SaaS(クラウド)を用いたデータ活用の技術(テクノロジー)を使って、まずは製造業の領域の再興を目指します。

5、具体的にどんな組織にしていきたい?

全てが固まっているわけではないですが、これも聴かれるので残しておきます。

ずっと心に思っていることは以下2点です。
※ドライな観点で見えるかもしれませんが、決してドライに組織を作っていきたいわけではありません。

⑴プロフェッショナルとして「顧客の成功」にコミットし合える組織
・一緒に働く人への感謝/尊敬/信頼を元にプロとして手を取り合える関係性

⑵規定や承認がない、自由と責任の組織
・企業として、管理する必要がないレベルの組織
・自立した個人が、独立した意思決定を行えるチーム
・個々の可能性を解放できる組織

まだまだ考えていくべきことは山積みですが、上記はずっと大切にしていきたい価値観だけ挙げております。

6、終わりに

まだ始まったばかりで、コロナ下で大変なことも沢山起こると思いますが、事業づくり、組織づくり、まずは足元で、両方でしっかり進捗させていきます。

今年もよろしくお願いします!


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