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ブックカバーチャレンジ3日目

バトンが回ってきた後、勝手にルールを変えて行っている、ブックカバーチャレンジ。2日目。

災害と妖怪 柳田国男と歩く日本の天変地異

3日目のキーブックは畑中章宏さんの1冊(亜紀書房)をチョイスしました。畑中さんの著書の中から1冊はキーブックに選ぼうとは決めていたものの、何をチョイスしようかと思案したのですが、コロナ禍の最中ということもあり、この1冊をチョイスしました。

コロナ禍でアマビエという妖怪が注目されていますが、アマビエが少しでも気になったら、まずはこの1冊をチェックすることをオススメします。

21世紀の民俗学

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畑中章宏さんは民俗学についての著作を多く記している方です。その代表作的な1冊と言えるのがこの21世紀の民俗学(畑中章宏 角川学芸出版)で、前述の1冊より、民俗学の話としてさらにとっつきやすい1冊です。

ふるさとの生活

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自分が民俗学の興味を持ったのは宮本常一という存在が大きいです。日本中を旅しながら、日本人の生活を記していったふるさとの生活(宮本常一 講談社学術文庫)は、その代表的な一冊。

うしろめたさの人類学

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うしろめたさの人類学(松村圭一郎 ミシマ社)は先述の民俗学(的視点)で記述されたものではなく、文化人類学(的視点)の本。

いよいよローカルな時代

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で、なんで民俗学だ、文化人類学だという本をピックするかというと、個人的にはポストコロナは、もういい加減、そして、いよいよローカルな時代(ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ+辻信一 大月書店)になるんじゃないか、いやなるかどうかはわからないけど、ならないといけないのではないだろうかと思っていて、その時に必要な考え方って、民俗学だったり文化民族学のような視点なのではないかと思うからなのです。

サヨナラ、民芸。こんにちは、民藝。

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ブックカバーチャレンジってあまり細かいことを言う場ではないので、ここでは割愛しますが、ローカルな時代って民芸から民藝な時代ってことでもある気がして、チャレンジ3日目はサヨナラ民芸。こんにちは、民藝。(松井健他 里分出版)で締めたいと思います。
ポスト・コロナの時代はこれまでよりも、もっと多様なな美しさが溢れる時代であって欲しいと願っています。

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