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2021明治安田生命J1リーグ第8節 横浜F・マリノスVSセレッソ大阪

1.はじめに

セレッソ大阪にPCR陽性者が出て直前まで試合開催可否待ちの当該試合
選手の気持ちの持って行き方など素人にはわかりかねますが、
難しい部分もあったのではないかと思います。
開催にあたりご尽力いただいた方々に感謝いたします。

コロナの影響により前節のガンバ大阪戦が延期となりリーグ戦は間が空き
負傷していた前田大然も間に合い先発出場。

そんなに苦手意識はなかったものの、10年勝てていないとのこと。
引き分けも多かったのかな?などと思いました。
清武にループを決められたのが記憶に新しいかと思いますが、
今年はどうなるでしょうか。

2.スタメン

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◆横浜F・マリノス
・4-2-1-3を採用
・前節から4人入れ替え
◆セレッソ大阪
・4-4-2を採用
・前節から3人入れ替え

3.ビルドアップ

高岳がスタメンになってからはより下から繋ぐ意識が強くなった印象を受けます。この日もGKと2CB+右SBメインで繋いでいました。

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相手は4-4-2のブロックを敷きつつ、2トップがマリノスのボランチを消す形で左SBは少し前目にポジションを取っていたので、GK+2CB+右SBで繋ぎWGに預けるといった形を取っていました。

ピンチになった印象はありませんが、GKは駆け引きが見えたと思います。

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マリノスはGKになるとすぐにグラウンダーで繋ぎます。
基本的に2CBがPA内に入りますが、セレッソもFW1枚がPA内に入ってコースを限定していました。ここには駆け引きがあったのかなと思います。
ルール上相手はPA内入ってはいけませんが、マリノスはリスタートは素早くしたい、実際にプレーしている時間、自分たちがボール保持している時間を長くしたい思惑があります。
そのため、1人PA内に入ってコース限定しにきていても

・主審に訴える
・主審が注意する
・相手がPAから出る

この時間がもったいないと考えたと思います。
逆にセレッソの立場としては

・そうしてくれたら後ろが整えられる
・素早く始めてもコース限定しているため
・2トップで圧をかけられる

そんな意図があったのではないかと推測します。

セレッソに限らずビルドアップ時ボランチを消す形を取ってくるので、
その際どう対処するのか(ただ相手ブロックの外で繋いでWGに預けるだけではダメだと思うので)楽しみにしたいと思います。

4.なかなかフィニッシュまでいけない

敵陣でWGが持ってクロスを上げても精度が悪く相手に簡単にクリアされたり、シュートを打ってもなかなか枠にいってませんでした。
やはりWGに預けてあとは頼んだでは無理があるので、そこは中盤の選手が工夫していたなと思います。

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上図のようにSBが持った時にボランチがCBとSBの間のスペースに走りこんだり、このスペースにWGを走らせたりしていました。
このスペースを使うのはとても効果的だと思いますが、ファーストタッチやイメージがイマイチだったため、相手にタッチラインに逃げられCKとなる場面はほとんどありませんでした。
ここで受けたときのもう一工夫あればチャンスも増えたのではないかと思います。結果的にCKのごたごたからのゴールだったのでそういうことなのかと思います。

5.おわりに

守備においても下げさせてロング蹴らせて回収がうまくできていたので、
なんとか無失点で終えられたのかなと思います。
この勝ち点1を勝ち点3にできたのは後々響いてくると思うので、
複数得点取れなくても勝ち点を積み上げていってもらいたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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