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プロジェクトマネージャーの独り言「成果物志向で行こう」

PMとして考えていることを語っています。
今日も独り言です。

プロジェクト計画を作る時、WBSを作る時、見積もりする時、設計する時、システム開発のプロジェクトで何か作業する時には全て成果物を意識した方が良いのだが、成果物への意識が低いPM/PLを見かける。

その作業をやる事で、成果物として何がうまれるのか。具体的な成果物のイメージをもって作業しよう。そして、何をするにも成果物を残していこう。
設計、PG、テストはわかりやすい。作業した結果がそのまま成果物となるから。成果物を残さずに終わってしまいがちなのは、何かの調査、確認といった作業。
担当した人の頭の中には、調査、確認した結果は入っているのだろうけど、それでは他者や他作業のインプットになり得ない。
他のインプットになる事を意識して成果物は残そう。でなければ、その作業が無駄になってしまう場合もあるから。

PM/PLとメンバー間では、作業を始める前に、具体的に成果物のイメージを共有しておくことも大切。
なるべく具体的に成果物のイメージを共有しておくことで、メンバーの作業が意図しない方向に進んでしまう事が防げる。

PM/PLはWBSを作る時も常に成果物を意識する。
その作業によって、何を成果物として残していくのか。
WBSの各作業では、ある作業の成果物が、次の作業のインプットになる事が多く、そのインとアウトの関係性が重要だ。
だから成果物を意識してWBSを作成する。
その作業の成果物が、次の作業のインプットとして十分なものなのかを意識しよう。それが十分でないまま作業を進めれば、インプットが十分でない作業による成果物の品質は低下する。
それがまた次の作業のインプットになるわけだから、また次の作業による成果物の品質も低下する。
というように、悪循環がうまれてしまう。

とくにウォーターフォールで進めて行く時は、前工程による成果物の品質が、後工程の品質に与える影響は大きい。

各工程、各作業の成果物の品質をあげていく事が、当然ながら全体の品質にも繋がっていく。

僕は会社を辞めてフリーランスでやるようになってから、より強く成果物を意識するようになった。成果物が自分のパフォーマンスを示す手段になるから、意識せざるを得ない。

でもこれはフリーランスに限らず会社員、とくにSESを主とする企業のエンジニアにも言えることなんだ。

全ては成果物。

成果物志向で行こう。


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