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この1年の自分の仕事を振り返って

第2子誕生を機にとった育休から復帰して早1年が経ちました。
個人的に、振り返りというのは何かきっかけが無いとなかなかできないものなので、このタイミングで今思うところを書いておきたいと思います。

1年前の今ごろ

3か月間の育休の終盤、復帰前の面談で上長から申し伝えられたのは、まさかの担当替えでした。
これまでの担当が異動することとなり、その後釜として復職してくる私があてがわれたという形です。(仕事内容の詳細は書きませんが、妻が「『今日は飲まないとやってられないわ』という人を支える仕事」という絶妙な表現をしてくれたので、そのような仕事と思ってください。)

てっきり育休前までの仕事に戻るものだと思っていたので、復職してから前担当のときの取引先に担当変更のお知らせをするという謎な状況でした。

この1年でやってきたこと

着任時の面談で言われていたことがあり、「それができたら自分がこの仕事でやることは全部やったな」と思っています。

それは担当業務の改善です。
今担当している仕事が他の担当と比べて仕組みの整備が遅れていて、それをなんとかしてほしいというのが上からの要望でした。

自分の仕事の改善というのは、これまでのキャリアの中でもやってきて得意分野です。理想の状態を描いて、それに向けて必要なことを洗い出し、ざっくりスケジュールを作って実行していく。この1年でそれに磨きがかかった気がします。
結果として、2つある担当の内の1つについては、半年くらいで他の担当と同レベルくらいにまで改善ができました。もう1つについても、数か所での試験展開まで来たので、年度内には目途がつくかなと。
なので、今年度中には当初求められていた仕事は片がつきそうです。

他にも現場業務の負担軽減のために、ちょこちょこ改善はしてきたのですが大きな効果となっているかは微妙なところです。いきなり大きく変えるというのは難しいものです。私がびびりなだけかもしれませんが、、、(嫌われる勇気が足りないのかもしれない)

この1年で思うこと

この1年を経験して今思うのは、自分に対する理解が深まったことです。「やっぱり自分はこうなんだ」という感覚が強くなりました。

ひとつめの「やっぱり」は、自分はこの仕事が合わないなということです。
今と似たような仕事は、数年前にも経験していたのですが、その時も「合わないな」と感じていました。一度離れ期間をおいていたので、「今の自分ならそんなことないかも」と思っていましたが、やっぱり合わないなと思います。

何が合わないのかというと、誰かに何かをおすすめするのがどうも苦手です。「相手は本当に必要としているのだろうか」「本当は必要の無いものを押し付けているんじゃないだろうか」という気持ちが消えません。仕事として割り切ってしまえばいいんでしょうが、自分には何年経ってもできないようです。

この1年で物語に逃げ込むことも多くなったように思います。誰かも言っていましたが、人は暇があると余計なことばかり考えてしまいます。仕事に対する不安が襲ってこないよう、kindleの無料マンガやラノベは読み漁りました(ライトでそんなに頭を使わなくていい)。何かの本で読んだ、寝落ちするまで本を読むというのも一時期やってました(布団に入って寝るまでの時間で不安なことを考えないように)。
物語は人を救ってくれると本気で思いました。

ふたつめの「やっぱり」は、誰かの仕事を楽にしたり整理されていないものを整えることが好きということです。
上から言われた業務課題もそうですが、「業務改善」というのがこれまでのキャリアの中で一貫していることだと思います。様々な部署に行っては、その業務の課題を見つけ、それを他と同質の基準まで引き上げる、または整理して管理しやすくするといった仕事をずっとしてきました。
正直、自分の仕事を改善するというのはその時々の担当業務の本質ではないことでした。それでも、それをしている時が一番好きでした。

前述しましたが、今の仕事の改善も年度内には目途がつきそうなので、次年度は違うところにいるような気もします。そうやっていろんなところを改善して回るみたいな仕事の仕方ができれば、自分は幸せなのかもと思います。


つらつらとこの1年を振り返ってきましたが、よく1年やってこれたなとしみじみ思います。
辛い想いをしたり、不安にさいなまれたりした日もけっこうありました。それでも、この1年を走ってこれたのは家族や友人、物語の力のおかげだと思っています。

これからは自分の好きなことや得意なことを活かすにはどうしたらいいかを考えて、キャリアを作っていきたいと思います。