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雑考「私の好きなタモリさんの言葉」

タイトルそのままなんですが、私の好きなタモリさんの言葉を紹介したいと思います。

「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」

パワーワードすぎませんか?

世の中の考え方として、仕事って真剣にやらなきゃいけないものだと思うんです。実際、私もそう思ってます。
でも、この言葉は仕事は真剣にやらなくていいってことを言っているんですよね。むしろ、仕事以外、例えば遊びとかを真剣にやれって言ってます。

この言葉を受けて、「仕事を真剣にやる必要があるのか?」ということについて考えてみたいと思います。

一旦、言葉の意味をまとめておきます。

・真剣
1.本物の刀剣。木刀や竹刀 (しない) に対していう。
2.まじめに物事に対するさま。本気で物事に取り組むさま。
・仕事
1.何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
2.生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
3.したこと。行動の結果。業績。
4.悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。
(goo国語辞書より)

「仕事」と聞くと、1〜3の意味をイメージすることが多いと思います。日々を生きるお金を手に入れるために仕事をしているという方もいれば、自分の好きなことを仕事にされている方もいます。

後者の人はおいといて、前者の人たちは仕事に「真剣に」取り組んでいるんでしょうか?
もちろん、まじめに仕事をしなければ給料を減らされたり、場合によっては職を失うことにもなります。
でも、そこには乗り気じゃない仕事も含まれているでしょう。「なんでこんな仕事を…」という気持ちを抱えたことがある方も少なからずいるでしょう。
誰しも、「仕事だから」という理由でやむを得ずこなしているものがあるんじゃないでしょうか?
向き合う気持ちとしての純度が低いと言いますか、混ぜ物がしてあるような感じがします。

ここで、冒頭のタモリさんの言葉に戻ると、「仕事でやっているんじゃないから、真剣にやれよ」というメッセージです。

タモリさんは仕事というものを、「誰かにやらされているもの」「しかたなくやっているもの」だと認識していたのではないでしょうか。
そういうものの裏返しは、「自分が好きでやっているもの」ということになります。

「自分が好きでやっていることなんだから、ちゃんとやれよ」っていうことをタモリさんは伝えたかったんじゃないかなぁと。本人は「そんな深い意味ない」と言いそうな気もしますが…

自分が好きでやっていることの最たるものが、趣味や遊びだと思います。
そういうものって、自然と真剣になっちゃいませんか?純粋に楽しいっていう気持ちになるから、好きなんだと思いますし。

「趣味程度のものだから」「遊びだから」と思うのではなく、そういうものこそ真剣に取り組むことで、もっと楽しくなるのだと気づかせてくれる言葉だなぁと思います。

なんかTシャツもあるみたいなので、購入を検討したいと思います。