第3回サラリーマンたちの税金勉強会「字面がカタいよ、源泉徴収」

第3回のテーマは「源泉徴収」についてです。

サラリーマンの方はもちろん、アルバイト経験がある人も聞いたことはあるのではないでしょうか?なんか字面が難しそうな「源泉徴収」とは何なのでしょうか?

「源泉徴収」とは?

源泉徴収とは、サラリーマンたちが給料やボーナスをもらった時に所得税が天引きされることです。源泉徴収は毎月行われ、毎月会社が税務署へ納めています。

「源泉徴収」と「年末調整」の関係

源泉徴収で天引きされる所得税はざっくりと計算した額で、少し多めの金額になっています。これを年末に「所得控除」などの額を踏まえて、正しい所得税を計算することを年末調整と言います。
(控除については、前回のnote「控除は大事」をご覧ください!)

源泉徴収された額が本来払うべき所得税より多い場合は、その差額が返ってきます(還付)。逆に本来払うべき所得税に足りない場合は、差額を納めなければいけません(徴収)。

なんで「源泉徴収」ができたの?

Wikipediaによると、イギリスが1779年にナポレオン戦争の戦費調達のために、貴族階級を対象に創設した課税制度が起源とされています。その後、制度として機能させたのがナチス・ドイツとあります。

日本では、1899年に公債・社債に対する源泉徴収制度が始まり、現代のようなサラリーマンへの源泉徴収制度は1947年に始まりました。導入された背景として、税務署の職員の不足があったようです。源泉徴収によって、税務署としては会社が代わりに税金を集めてくれますし、従業員にとっては本来であれば自分で計算しなければならない所得税を会社が代わりに計算してくれるメリットがあります。大変なのは会社だけ、という感じですね…
加えて、徴税者にとっては毎月お金を集められるというのも大きなメリットかと思います。個人事業主であれば1年に1回支払うことになるので、徴税者としては毎月安定したキャッシュフローがあるわけではありません。しかし源泉徴収では毎月納税があるので、徴税者としては毎月収入がある状態になります。後者の方が、突発的な支出にも対応しやすく使い勝手が良いですね。

逆に、源泉徴収制度のせいでサラリーマンたちは自分たちの税金を計算する機会を奪われているとも言えます。税金というものに対する知識や関心の不足もここから来ているのかもしれません。税金を取る側にしてみたら余計な知識を付けてほしくないということもあるのでしょうが、自分がいくら支払っているのかを知ることは大事なことだと思います。今年は源泉徴収票が来たら、きちんと見てみましょう!


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読書家兼ソーシャルアクター。年間読書量100冊以上。読書や活動での学びを若者やソーシャル界隈の人たちと共有して、一人ひとりの可能性を支えられる社会をつくりたい。その情報発信の一つとしてnoteを書いています。