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速く読むだけが読書ではない

本を速く読むことを速読と呼ばれています。
速く読むことができれば、たくさんの本を読むことができるという考え方です。

一方で速読は百害あって一利なしとゆっくり読むほうがいいという話も聞きます。
どちらがいいのでしょうか?

わたしは使い分けが大事であるとしたうえで無理して速く読む必要はないという考え方をしています。
情報を得るための読書であれば、速いに越したことはありません。
ゆっくり読んで味わうべき作品はじっくりと腰を据えて読むべきです。
小説のセリフの部分を速く読むというのは映画作品を倍速で観ているようなものだと思います。
そういう見方もあるということで否定はしませんが、日常と同じスピードで考えたり想像したりするのがわたしは好きなのでそうしています。

そもそも論になりますが、本をたくさん読みたかったらまずは読む時間をしっかりとつくることです。
速読するしないはその後考えるべきことだと思っています。

村上春樹さんの『街とその不確かな壁』(新潮社)をちょっと読んでは閉じては想いを巡らせながら読んでいます。

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