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「統合失調症デー」に思うこと

5/24は「統合失調症デー」だそうです。知っていましたか? わたしは初めて知りました。そもそも統合失調症ってどんな病気か知っていますか? そのようなことに書いていきます。

統合失調症とわたし

統合失調症は、百人に一人が罹患することになる、頻度の高い身近な疾患である。(岡田尊司「統合失調症」PHP新書)

とあるように珍しい精神疾患ではありません。
わたし自身は現在は双極性障害と診断をされています。大学3年生の時に初めて診断されたときは、この統合失調症でした。良くなったことを考えると精神疾患というのは似ているところもあり治療も同じに見えることもあるようです。

わたし自身の最初の症状としては妄想が強く、現実と虚構の区別がつかなくなっていったような感じでした。それをそのまま伝えられるものだからきっと周りも困ったでしょう。

入院をして治療をして良くなりましたが、事情があり、大学を中退することになりました。そこでうつのように気が落ちました。そこでまた入院をしました。

その後回復してからは順調です何事もなく過ごし、就労移行支援事業所に通い、就職をしてふつうに働いていました。

一昨年の12月に休みの日重なったタイミングでやりたいことに全力を尽くしたかった躁状態となり、このときに病名が双極性障害Ⅰ型と変わりました。

ということで、わたしと統合失調症はなんとなく近い感じがあるのです。

回復のために

過去に4回入院をしていますが、今はふつうに働いています。ひとり暮らしもできています。一個人として回復のために良かったことを振り返ってみようと思います。

①正しい知識を持つ

診断されたときに一番大切なのは正しい知識を持つことです。ネットで書いているわたしが言うのも変ですが、信頼できる情報を見つけることです。ネットにはマイナスや傷つける発言も多いので、本やマンガに頼るのが良いです。

②安心できる環境をつくる

これは家族の協力が必要という意味でもあります。回復の過程ではずっと寝てるのが必要というときがありました。そこで無理に行動せずにしっかりと休める環境というのが求められます。

③信頼できる友を持つ

友でなくてもいいです。家族でもいいし、年齢も関係ないです。主治医との関係性も大事です。自分が信頼できる人に相談したりできる人をもつのが大切です。

気をつけてほしいこと

統合失調症に限らずですが、精神疾患は一見すると目に見えない場合がほとんどかと思います。なんとなく拒否感というか心のどこかでこわいと感じてしまう場合もあるかもしれません。その感情自体はわたしも否定しません。
でも、知らないことを否定するだけでは先に進めません。気になったら調べてみるとちょっとだけでも世界が広がります。

精神疾患をもつ方だけでなく、すべての人がよりよく過ごせるようになることを願っています。

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