本との距離感なら書ける
自分のことを書きなさいと言われたら書けますか?
いつどこで生まれたとかは書けるかもしれませんが、それはあなたを形作っている決定的なものでしょうか?
そうとも言えるしそうとも言えない気がします。
少なくとも性格的な要素は抜け落ちているのではないかと思います。
そこで思い浮かぶのが村上春樹さんの「牡蠣フライ理論」です。
就活生に原稿用紙4枚で自分自身のことを村上さんは書けますか? と聞かれて村上さんは無理でしょうと答えます。
無理でも牡蠣フライについては書けると。
何かとの関係性を書けば結果として自分自身のことに書くことにつながるとおっしゃっていました。
私は読んだ本の紹介をブログやSNSで発信しています。
バランスとしては本の内容だけで終わらないように自分がそこから考えたことを書くようにしています。
それは結果として自分という人間がどういう人間なのかを表現していることに他ならないということに気付きました。
何かを書こうと思ったらその周りを書くというスタンスがいいのかもしれません。
本について書くことが自分自身について語ることにつながるのですね!
ご支援は本の購入など読書活動や自己研鑽に充てます!