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現場社員、管理職、経営者そしてフリーランスにも必須のスキル!「作戦術」思考

最近の仕事で、元陸将・小川清史先生のご著書の構成・ライティングをさせていただく機会がありました。

『組織・チーム・ビジネスを勝ちに導く 「作戦術」思考』(ワニブックス)という本です。

みなさん「戦術」や「戦略」というワードはよく耳にすることがあっても、「作戦術」は聞いたことがないという方が多いんじゃないでしょうか?

Wikipediaで「作戦術」を調べるとこんな出だしで始まります。

作戦術(さくせんじゅつ、英語: operational art)は、戦争・戦役を指導する戦略を、戦闘を指導する戦術レベルまで橋渡しするため、軍事作戦を指導する技術(Art)を指す概念である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%9C%E6%88%A6%E8%A1%93

……ちょっと何言ってるかわからないですよね。

端的に言うと、個別の戦術が戦略目標の達成からかけ離れてしまわないようコントロールする技術、もうすこし砕いて表現すると、掲げた目的・目標を達成するために手段や行動をコントロールする技術のことです。

詳しくはぜひ本書をお読みいただきたいのですが、この「戦略と戦術をつなぐ」「戦略にマッチするよう戦術をコントロールする」という発想・意識・視点は、組織やチームの一員として行動する際にとても大切です。

上司が部下に命令する時も、部下が上司に何かを提案する時も、それを「軸」にすることで、組織全体のプラスつながります。

そして、実はこれ、フリーランスにも必須のスキルです。

僕自身、組織にもチームにも属していないのですが、仕事のパートナーである編集者さんは組織に属しています。そして、たいていの場合、編集者さんは自分が属している組織の戦略をもとに書籍・雑誌の制作やウェブメディアの運営をしています。

ならば、編集者さんだけを見て仕事をするよりも、その背後にいる組織(なんかこう書くと「悪の組織」みたいですが)も意識しながら仕事した方が絶対に喜ばれます。

「このウェブメディア(雑誌)はどういう会社の戦略のもとでつくられているんですか?」
「だったらこういう記事(企画)あったほうがいいですよね」
「戦略から外れそうだし、こういう内容は書かない方がいいですよね」
「AかBかでいったら、Aのほうが戦略にマッチしているんじゃないですか?」

たとえ相手が「作戦術」という言葉を知らなくても、こちらが「作戦術」思考で話をすれば、意思疎通がめちゃくちゃスムーズになります。

また、ともすれば受け身になりがちなライターの仕事も、いろいろとライター側から提案できる(そして採用される)機会が多くなります。

僕自身、小川先生との仕事を通じていろいろと学びがありました。だから、みなさんにもぜひ読んでいただきたい。

ところで、そうしたご縁から、先日、小川先生が定期的にご出演されている「チャンネルくらら」というyoutubeチャンネルの収録を見学させていただく機会がありました。その時の動画がすでにアップされていたので、ここで紹介させていただきます。

前編

後編

動画をご覧いただくとおわかりのように、小川先生はものすごく物腰が柔らかい方で、僕がこれまでお会いした方のなかでもトップクラスの人格者です。実際に会ってお話していても「元陸将」「元西部方面総監」というイカつい肩書きを相手に感じさせません。もちろん威厳はものすごくあるので背筋が伸びる感じはするのですが、嫌な緊張感や威圧感はまったくないです。

ちなみに、小川先生と一緒にご出演されている江崎道朗先生は、安全保障やインテリジェンスの専門家として有名な評論家の方です。すばらしい本もたくさん執筆されています。

個人的におすすめしたいのはこの一冊です。

チャンネルくららには他にもすごい先生方がたくさん出演されていて、なかなかテレビや新聞では触れることのできない解説やオピニオンをたくさん発信されています。

興味を持たれた方はぜひご覧になってください。

日頃、テレビや新聞で発信されている内容と比較しながら、自分なりに考えて情報を取り込んでいくと、大きな学びにつながると思います。

いちおうお断りしておきますが、別にチャンネルくららからお金もらっているわけではありません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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