資格取得とは何か?授業の意義を考える
資格取得が目的となっていないか?
授業中に学習した内容の理解度を確認するため、その力があることを証明するために資格取得を促すことはあると思います。
私自身も中学高校時代には英検や漢検を取得しましたし、TOEICを受けたりしていました。
私の場合ですが、それらの受験を目的とした英語の勉強はしておらず、英語であればひたすら単語を覚えたり、海外ドラマ「Friends」を見たりして英語力を高めていました。
英語力を高める→資格試験に合格する。
っという流れです。
本屋さんに行くと多くの英検対策本やTOEIC対策本が売っていますが、その類の本は買ったことがありません。
もちろん、留学するのにTOEICの点数が必要だから対策は重要だ!
っという場合もあると思いますが、基本的には英語力を高めることでクリアできるはずです。
前置きが長くなりましたが、
私の勤務している農業高校では「農業と情報」という科目があります。
※旧課程の名称は「農業情報処理」
その科目では多くの場合、「ビジネス文書検定」や「情報処理検定」等PCスキルに関する資格取得を目指しています。
私も以前はそれらの資格取得に向けて授業をしていましたが、
これっておかしくないか?
っと思うようになりました。
慣例のように
1学期はWord
2学期はExcel
3学期はPowerPointを扱う。
言わばパソコン教室的な役割です。
もちろん生徒がある程度PCの操作方法を覚えることは大切かも知れません。
GIGAスクール構想もあるし、
しかし、資格を取らせることが目的となり、本来学ぶべき内容をほとんど網羅できていないと感じています。
もちろん教科書の内容を全て網羅することは現実的ではないと思いますが、あまりにも疎かになっている学校が多いのではないでしょうか。
プログラミング教育を取り入れなくてはならないハズですが、正直取り入れている!
っていう学校をあんまり聞きませんし
農業分野にとってデータベースを学習することも重要だと思いますが、それもあまり聞いたことがありません。
職業高校である農業高校において、資格を取得させることも大切だと思いますが、ExcelやWordの基礎さえ押さえておけば、データベースやプログラミングを通しても十分に資格取得に対応しうる能力はつくと思います。
教員自身がもっと勉強すべき
プログラミング教育が必須となっているハズですが、ほとんどの教員がやりたがらない理由としては「スキルがない」から
っといった理由が挙げられます。
俺は無理
若い人に任せる
苦手だから
みたいな逃げワードを使って本来の指導を行わず、WordやExcel、PowerPointで誤魔化すのは違うのでは?
昔はプログラミングを学習することはかなりハードルが高かったかも知れませんが、今は様々なサービスがあり、簡単に学ぶことができます。
例えば
Progate
私はこれで様々な言語に取り組みました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
課金しても月額980円(1年プランの場合)
1ヶ月だけのお試しでも1490円なので夏休み等でガッツリ学びたい人は集中して学習するのもありかと・・・
Life is Tech
こちらは中学生・高校生〜社会人向けのIT・プログラミング教育サービスで、最近多くの高校で採用されているサービスです。
学習評価のサポートもしてくれたり、様々なレッスンも受けられるだけでなく、AIドリル等の機能もついており、至れり尽くせりです。
価格も3年間で4000円切るという超破格で利用できるので全校生徒に導入し、生徒とともに学ぶのもありかと思います。
その他にも様々なサービスがあるので自分自身に合ったサービスを選んで学習すべきだと思います。
教師は学び続ける必要があるハズです。
それなのに旧態依然とした指導方法を惰性でやるのはいけません。
世の中のアップデートとともに私たちの指導方法もアップデートしていく必要があると強く思います。
まとめ
・資格取得を目的としない
・教師自身が学び続け、変化し続ける
が重要だと私は考えています。
もちろん価値観はそれぞれなので資格取得が大切だから従来通り資格取得のために授業をする。
とか
学校の目標として資格取得を掲げている場合は中々カリキュラムの変更が難しいかも知れません。
しかし、時代は変わっていますし、できるのであれば新しい取り組みにチャレンジして欲しいと願っています。
農業高校だとこんな学びができた!
とか
農業高校だからこそ学べた!
ってことを増やし続けていきたい。
そのためにこれからも学び続け、生徒に還元していきたいです。
なんか久しぶりにnote書いたら、書き方忘れて、駄文になっていましましたが、
今後ともよろしくお願いします。
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