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脱!一斉授業 反転授業で時間を生み出す

一斉授業は古い。

「アクティブラーニング」、「主体的・対話的で深い学び」の推進が叫ばれ続けていますが、私の高校では未だに一斉授業が主体です。

人間染みついている指導スタイルを変えることは難しいのかも知れません。

当然変化をもたらせば、問題や混乱が出てきますので、負担が生じてしまいます。

しかし、これからの時代、一斉授業で身に付けられる知識に価値があるのでしょうか。

Googleで調べれば答えは簡単に見つかりますし、教科書をなぞるだけの授業であれば不要だと思います。

生徒に話し合いをさせ、何か成果物を提出させる。アイディアを具現化する時間に多くの時間を割くべきです。

しかし、そこで障壁となってくるのが、「時間」です。

今まで教えていた時間を話し合いや生徒がアウトプットする時間に変える必要があるため、今までと同じように教えていては時間を捻出することは難しいのです。

そこで、「反転授業」です。反転授業とは、

従来の一般的な学習スタイルは、「授業」を受けて知識をインプットし、授業後に「宿題」を通して知識のアウトプットをするというものがスタンダードでした。それに対し、反転授業とは、授業前にビデオ講義の視聴で知識のインプットを済ませ、授業の演習を通して知識をアウトプットするというスタイルです。 https://biz.teachme.jp/blog/flip-teaching/より引用

事前にやる内容を学ばせる。

つまり予習させてから授業に臨ませることです。

予習学習は一部の意識高い系の生徒は既に実践していることであり、その生徒にとっては新しいことでも何でもないのですが、クラス全体にこれを導入することが革新的だと考えています。

ここでも障壁登場です。

一体どうやって予習させれば?

教科書を読んでおいてね♪ だと、実際に読んだかどうかも分からず、確認するのも難しいですね。

また、教科書を読んだだけでは予習とは言えないと思います。

次回やる範囲の問題集をコピーして配布し、自力で解かせて授業の初めに解説するのも良いかも知れません。

分からない問題に当たったら、自力で調べて解く癖をつけさせるとより良いですね。

反転学習こそKahoot!が活躍する場!

私は、最近Kahoot!にどっぷりハマっているのですが、Kahoot!での反転授業良いな〜っとつくづく思っています。

やることは予習問題用のKahoot!作成して、「チャレンジ(Assign)」として生徒に割り当てるだけです。

Kahoot!を利用する方法は以下の2つがあります。

「教える(Teach)」・・・その場で全員同時に作成したクイズを解かせるモード(同期型)

「割り当てる(Assign)」・・・生徒の都合に合わせて時間の都合をみてチャレンジできるチャレンジモード(非同期)

Kahoot遊ぶ方法

授業で全体で取り組むときは「教える」を選んでみんなでやることで一体感もあるし、点数もその場で出て盛り上がります。

一方で「割り当てる」を選択することで非同期型の学習にも使える用になっています。

「割り当てる」で各生徒に割り当てたKahoot!は誰がチャレンジして誰がチャレンジしていないか一目瞭然ですし、どこの問題でつまずきがあるか。

どこの問題ができているか、誰が困難を抱えているかも可視化されます。

さらに、Kahoot!自体に解説動画や解説スライドを組み込んでおけばそれらを見ながらじっくりと課題に向き合うことができます。(問題自体をPCやスマートフォンで解く為、調べ学習もシームレスに行うことができます。)

私は、じっくりと取り組んで欲しいので欲しいので各問題の制限時間は設けず、教科書やインターネット等を使用して解いてね♫っとしています。

これにより自分で学習する癖がつきますし、どのように調べたら答えに辿り着くか。どのように教科書を活用するか。なども学ぶことができますし、授業では、解説が必要な所をじっくりと解説したり、生徒同士で解説し合わせたりしています。

まとめ

・反転授業を活用することでアクティブラーニング、PBLなどの時間は必ず作れる。

・一斉授業からの脱却を積極的に試みることが生徒も教員も幸せになる道

・反転授業にはKahoot!が便利





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