全寮制ボーディングスクールは子供のアタッチメントの成長を妨げるのか

今日はPYPの資料を読み込みはじめ、「考える人」をつくる教育の作り方について調べ始めると、途中でボーディングスクールの愛着形成を妨げるのか?ということが気になり始め、現在学んでいるアタッチメント(愛着理論)を担当する発達心理学の教授のもとに話に行き、話が非常に弾みとても生産的で莫大な学びを得た1日だった。

しかし、現在、もう書く体力がない。読みづらい文章になっていたら申し訳ないが、毎日書く習慣は崩したくないので頭から流れ出るままに書く。

まず、考える人をつくる教育環境は「教科の枠を超えた学び」であった。直感的にわかるかもしれないが、これは単に国語、算数などを学ぶのではなく、複数教科を統合し、社会的・身体的・文化的側面を含んだ学びを指す。これについては改めてまた詳しく書こう。

今日は上記のことから派生して、ボーディングスクールは子供の愛着形成を妨げるのか、ということが気になり始めそれについて論文を調べ教授と話し、ちょっとここに書き出すにはしんどすぎるほど情報が頭に溢れている。なので、その中でも注目するものだけをいくつか記しておく。

俺の疑問はボーディングスクール、つまり完全寄宿制の学校に5歳から入り親と離れると子供の愛着(Attachment)形成に悪い影響を及ぼすのではないかということだった。この幼少期(特に3-5歳)の間の母子関係が豊かでないと、子供が精神的になるという研究が多くみられ、それが価値観の基礎になるとも言われている。

調べたとこによると、ボーディングスクールに在籍中の子供たちの能力や精神状態は非常にポジティブな結果ばかりだった。しかし、驚いたことにボーディングスクールを卒業した子供達にはボーディングスクールシンドロームとしてネガティブが意見が多くみられた。これらについて研究結果についてはここではここでは事細かに書かない。なぜなら、この傾向はボーディングスクールに入る年齢によって変化し、それをまとめるには1日では変わらないからだ。

しかし、教授が言うには、母親が仕事に忙しく母子関係がうまくいってない精神的不安定な子供でも、その愛着形成をボーディングスクールに入り信頼のおける人によって形成し直すことは可能なことであるし、場合によってはそちらの方がいいこともあるとのことだ。

上表のSecureの状態にあることが愛着の理想的な形成なのだが、昨年神石インターナショナルスクールでサマースクールなどしていると、愛着形成が不安定な形で終わっており、友達の輪の中に入っていけない子供なども見かけた。

今年もまた2週間ほどのサマースクールがあり、本格的にファシリテートに参加する。そこで、また友達の輪にどうしても入れない子供がいたらなんとかして力になりたい。昨年の夏は全くそういう子の力になれず非常に歯がゆい思いをした。

Ambivalent->Secure へのAttachmentの変遷を研究し、そのために行うべき心理学的取り組みを今学期時間をかけて調べていこうと思う。自分が大学生でよかった。

P.S. 英語を訳さずそのまま書き出してしまって読者の方には申し訳ない