ぼくは国語ができない

「ぼくは勉強ができない」って本がありましたね。山田詠美か。(ググった)

国語は小学校の頃から割と苦手。論説文の読解はややマシ。大学は理系だったので大きな問題にならず、仕事はエンジニアでそこまで国語力が求められる場面もなく、つい最近まで過ごしてきました。

しかしITコンサルともなると、ITの部分はさておき、コンサルの部分は国語力がけっこう求められる。場面によってはバリバリ求められる。果たして苦戦を強いられる。

本は数百冊、主に実用書、中でも経営とか経済とか、あるいはコンサルの人が書いた本とかを中心に読んできました。

ただ、仕事で求められる国語力って、それだけじゃないんですよね。実用書とか学術書みたいに白黒はっきりすることばかりじゃない。あえて白黒はっきりさせないことが求められる場面もあったりする。それもまた国語力なんだろうなぁとは思いつつ、苦手は苦手のままで。

相手のロジックに合わせるとか、行間を読むとか、空気を読むとか。そういうのも国語力であり、それを論理的思考力と呼ぶ人もいる。(本来の定義からはズレてる気がするが、相手の言葉の使い方に合わせるのもまた国語力…)

まぁこれはエンジニアからITコンサルに転職した人がする苦労あるあるなんだろうなぁとも思う。

正解がない、ばかりでなく、正解を求めるために全力を尽くすことだけが正しいとも限らない。エンジニア時代は、自分の中のポリシーに則って赤点レベルの場合は是正しようと努力してきたし、渡り歩いてきた数社ではそれが認められる風土もあったけど、今は違う。波風立ててまで是正する価値がそこにあるのか? ないなら赤点でも目を潰れ。

これはかなりモチベを毀損する。赤点を許容し始めると、もはや全てがどうでもよくなってくる。しかしそこはグッと堪えて、本当に重要なことだけに心を砕き、脳のリソースを使い、闘う必要があれば闘う。そうであってこそbusiness savvyであり、valueを出せるんだろう。

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