第73期王将戦挑戦者決定リーグ6回戦
第73期ALSOK杯王将戦の挑戦者決定リーグ戦(通称:王将リーグ)は6回戦が終わっていますので、状況を確認しておきたいと思います。
永瀬拓矢九段と菅井竜也八段が4勝1敗でトップに並んでいます。羽生善治九段は永瀬九段を降して4勝2敗で全日程を終え、挑戦権獲得の可能性を残しています。最終7回戦で、永瀬九段と菅井八段がともに勝てば両者による挑戦者決定戦、一方が勝ち他方が敗れた場合には勝者が挑戦権獲得、両者ともに敗れた場合には、順位が上の羽生九段と永瀬九段の挑戦者決定戦となります。
残留争いは残り1枠を巡り、2勝3敗の豊島将之九段と3勝2敗の近藤誠也七段の争いとなっています。最終7回戦で、近藤(誠)七段が勝てば残留、近藤(誠)七段が敗れて豊島九段が勝った場合は、順位が上の豊島九段が残留となります。
11月22日に行われる最終7回戦の一斉対局では、永瀬九段は佐々木(勇)八段と、菅井八段は近藤(誠)七段との対局が組まれています。既に陥落が決まっている佐々木(勇)八段が、最後に意地を見せることができるか注目したいと思います。
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