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素数は藤井八冠のラッキーナンバー?

藤井聡太八冠がタイトル戦17連勝という、大山康晴十五世名人の持つとてつもない大記録に挑戦します。先日の名人戦第一局に勝って、昨年の王座戦第二局以降の連勝記録を16に伸ばしました。タイトル戦はその時点での最強を決める戦いであり、その相手に勝ち続けるということは想像を絶する偉業だと思います。

ところで皆さんは、藤井八冠の連勝記録に素数が多いことにお気付きでしょうか?

素数とは、1とその数自身以外に約数を持たない正の整数で、以下のような数字です。
2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31・・・

藤井八冠がプロデビュー直後に、29連勝して新記録を打ち立てたのはご存じのことと思います。調べてみるとそれ以外にも、2020~21年に歴代9位となる19連勝を記録しています。将棋連盟のホームページによれば、他の連勝記録は2位が28連勝、3位が24連勝、4位タイ(3人)が22連勝、7位タイ(2人)が20連勝と偶数ばかりなので、藤井八冠の連勝記録だけ素数なのが妙に目立ちます。

タイトル戦の連勝記録を調べると、藤井八冠は2021年の王位戦第五局から2022年の叡王戦第三局まで13連勝したこともあります。4月20日に行われる叡王戦第二局は、勝てば大記録に並ぶというだけではなく、またも素数の17連勝になるという点でも私は注目しています。もちろん17連勝で止まるという意味ではありません。素数は19,23,・・・と、無限に大きな数があります。今回の連勝記録がどこまで伸びるのか楽しみですね。

ちなみに藤井八冠の棋士番号307も素数です。ご自身はまったく意識していないことと思いますが・・・。

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