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【障害者雇用・助成金ニュース】「増える」 空き家を再生 「足りぬ」 障害者施設に NPO、岩瀬で開所

皆さんこんばんは、伊藤です。

最近は空き家の活用がブームになっているように思いますね。民泊やカフェ、ギャラリーなどが特に多いでしょうか。

そんな中、障害者の就労支援施設として活用しよとする動きもあるようです。

早速ニュースを解説していきたいと思います。

私も時々、空き家などを障害者施設にできないかとご相談いただくこともありあります。

しかし、主に以下の理由で難しいケースがほとんどです。

①障害者施設としての要件を満たしていない。(最低限の広さや消防法や建築基準法への適合など)

②基準を満たしていても、老朽化で施設として活用する為の内装や外装の工事で莫大な資金が必要となる。

③そもそも、障害者施設として活用したとしても、交通機関が無かったり、そもそも地域の福祉のニーズが無いなどで集客が難しく、ビジネスとして収益を上げ継続していくことが困難である。

などなど。

まあ、トップ画像のような今にも崩れそうな空き家では無理ですよね(笑)

そんな中、富山市のNPO法人「いいね」は上記のような課題をクリアし、施設の開業をされたことは本当に素晴らしいと思います。

特に今回のこの施設の開業を決めたこの考え方がとても印象的です。

NPOは二〇一九年から市内二カ所で障害者向けグループホームを運営する。入所者が日中に通う就労支援施設が近くに無く、車で三十分以上かかる場所まで毎日通っていたため、自前の施設整備を決めた。

私も普段、障害者グループホームでも勤務しているので分かりますが、ホームの近くに日中通所できる施設が近くないことも珍しくはありません。

また、ホームと日中の施設で別々の法人が運営している場合、ご利用者様にとっては双方の人間関係に慣れなければならず、精神的な負担も少なくはありません。

今回のように、ホームと同じ法人が運営する就労支援施設であれば、ご利用者様もご家族もとても安心されるかと思います。

話を空き家の方に戻しますと、実は空き家の活用で活動されている方々にお話をお伺いすると、障害者施設で活用したいとのお問い合わせが増えているとのことです。

是非今回のニュースがそういった方々に希望を与え、全国の空き家が障害者施設として生まれ変わり、障害者の方々がいきいきと日中を過ごせる場所が増えることを願っております!!





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