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障害者雇用関連ニュースまとめ 【 2020/11/25 】

■ 今日のヘッドライン!

〇 引きこもりからの脱出 私が就労移行支援に出会うまで

皆さん、おはようございます。伊藤です。

今日のヘッドライン!は珍しく就労支援を受けれている当事者の方の生の声をお届けします。

今回は大学時代の人間関係が原因でひきこもりになり、うつの発症や大学を中退された男性のお話です。

私も大学生や大学を中退された方のご支援をさせていただいたことが多々ありますが、この方のようなケースは非常に多かったと思います。

この方の場合は言葉の発音を周囲に指摘されたことが原因とのことですが、視線恐怖症や吃音、あるいは発達障害の方の特性に多い、空気を読めないと指摘された、周囲の話題についていけないなど、多々ありました・・・

高校は中には就職される方もいらっしゃいますが、日本の場合は大学や専門学校などに進学する方が多いこともあり「 学びの場 」の側面が強いかと思います。

対して大学は逆に卒業後に大学院などの教育機関に進学する方の方が少なく、「 卒業=就職 」のケースが圧倒的に多く、社会に出ることを意識していくことでそれが大きなプレッシャーになりうることもあります。

ニュースの本文には触れられいていませんが、この方も模擬授業の他者からの指摘で自信を失ってしまったことだけではなく、社会に出ることに対するプレッシャー等も根底の原因としてあったのではないかと思います。

かくいう私も大学時代は高校時代に比べて妙に他人と自分を比べて自信を失ったり、妙に卑屈になってしまっていたりしていました。

同級生が起業した、あいつが羨ましいが俺はあいつのようにはなれない・・・

両親はいつもケンカばかりしていて家庭の中はいつもはストレスでいっぱいだ。就職して結婚することが幸せなんて嘘っぱちだ!

あいつは俺よりも女性にモテる。なのに俺は意中の女性に振り向いてすらもらえない。世の中は何て不公平なんだ。俺なんてこの先もこんな感じか・・・

これらのネガティブな感情を抱くことは誰しも経験することだとは思いますが、私自身の当時を振り返るとやはり社会に出ることへのプレッシャーが大きかったと今にして思います。

そしてこのニュースの方は「 就労移行支援事業所 」に通所しカリキュラムなどで学ぶことで自己理解が深まり、同時に自己肯定感を高めていき、就職に対して少しずつ前向きになっている様子が伺えます。

「 就労移行支援事業所 」の役割とは何でしょうか?

もちろんPCやビジネスマナーのトレーニング、職場体験実習の機会の提供など就職に直接関りのあるサービスを提供することも大切だとは思います。

しかし、私は「 自己肯定感の回復 」を促すことが最も大切な役割だと思っています。

まずは支援に携わる者はご利用者様の内なる声に耳を傾けたり、悩み相談に応じたりする姿勢が大切だと思います。

そして信頼関係が徐々に形成されてきた段階で、当時者ご本人から、

「 実は大学時代にこんなことがあって・・・ 」

とご自身から打ち明けてくれる時がくるかと思います。

それまでは辛抱強く見守ることも必要かと思います。

ニュースの方がいずれ就職が決まり、そしてご自身らしく生き生きと働ける日が来ることを、心から願うばかりです。

■ 障害者雇用

〇 発達気になる中高生 就職を考える会 12月5日に名張で

発達が気になる方に対して中高年のうちから考えておくのは個人的には良いことだと思っています。

大学在学中や就職後に発達障害の診断が出るケースも多く、疑いがある段階であっても中高生のうちに就職に関する情報を知っておくことは早期にご自身に合った働き方が分かるという意味でメリットはあるかと思います。

是非全国で広がっていくと良いですね。

■ 就労支援

〇 初冬を彩る果実の束 竹田市で干し柿作り始まる

■ 農福連携

〇 農福連携への期待 /和歌山

ニュースにもあるように確かに耕作放棄地の増加も日本の農業の大きな問題点です。

耕作放棄地の増加の要因はやはり農家の担い手不足が大きいかと思います。

農福連携を含む担い手の創出を急ぐ必要があるかと思います。

〇 IT活用や農福連携 先進的な農業視察 氷見高生、射水と高岡で

■ その他

〇 厚労省など 高齢者活躍企業コンテストの事例公募開始

高齢者雇用の活性化という意味でとても良い取り組みかと思います。


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