見出し画像

「障がいを持つ」って?

「障がい」って何なのでしょうか。

辞書やネット検索などで、その言葉の定義を調べることができます。もし表題のような、今回のススキくん(仮名)の質問を受けたとき、あなたならどう答えますか?


私が勤めていた児童養護施設では、軽度の障がいを有すると診断されたお子さんが多数生活されていました。障がいを有すると診断された子は「障がい者手帳」というものを所持していました。それを持っていると、バスなどの公共料金が安くなったり、特別支援学校に通えたり、特別な枠の仕事に就けたりと、様々な公的サポートが受けられました。

私が施設職員時代に難しいと感じていたのは、現場でよくあがる「障がい受容」という言葉でした。自分が「障がいであることを受け入れる」という意味です。

自分が「ある障がいを持っていて、手助けが必要だ」ということを公的に表明することで、様々なサポートを受けることができます。

「私は障がい者じゃない。自分でできる」と手帳取得を拒否する方もいます。

障がい者かそうでないか。そこにはまるで見えない境界線があるようです。支援者が、手帳取得の有無が人の価値のレベルの上下を決めないと理解していても、世間の雰囲気というか、周りの人々の態度には、差別ととれる区別の言動が現れることが多々あります。

「障害」の表記が「障がい」に改められたところにも、そんな葛藤を読み取れるような気がします。

つまり「何らかのサポートを得たい」という本人の問題だけではなく、今回のススキくん(仮名)のケースの様に、周囲から必要な配慮や理解が得られないことによる問題がついてまわります。


そんな考えれば考えるほど難しいテーマの入口が「障がいとは?」を考えることだと思います。人と人は違う。どう共生するか。そのために相手を理解する。そんな大原則をいつも忘れないように心がけたいですね。

では、今回もその道のプロの方に聞いてみましょう!

今回は、あるNPO法人(非営利活動法人)の職員さん3人にお話を伺いました。ズバリ、障がいをお持ちの方の日々の生活をサポートするお仕事に就かれています。ちゃんとした言い方では「障がい福祉サービス事業所」。

そちらのプロフェッショナル。岩橋さま、加藤さま、松香さまの御三名に「障がいって何?」を切り口に、それぞれのお考えを聞くことができました。

で、ここからはおまけの話。

実は撮影日当日、こちらの事業所さん主催でイベントが行われていました。そのイベントに、くつべらマンとまっくらムゥが出演!オリジナルショー!デビュー!がんばれ!!

ちゃっかり横断幕を持ち込み、cafeシモキタトナリの宣伝までしてきました(笑)

くつべらマンもまっくらムゥも、職員さんや利用者さんの熱い期待を受け、外でも控室でもノリノリ。

イベント前に、リハーサルも。入念な準備。

動画の中で、イベント時の様子もちょっぴりご覧頂けます。是非こちらもお楽しみ下さい。


くつべらマンの「プロに聞く!」ですが、今回の動画から、エンディング曲が採用されています。

cafeシモキタトナリのスタッフとしても働いていた方(本人が嫌がるので、名前は伏せています)が作ってくれたオリジナル曲。シモキタトナリと、そこを訪れる若者をイメージして作ってくれたんだとか。

メロディーも詩も素敵!!御蔵入りするところを、ご本人に頼み込んで当シリーズに起用させていただきました。こちらも是非合わせてお楽しみください。

さらにさらに。

エンディングの中では、若者と協働して作製した新商品「くつべらマンのくつべら」の宣伝も盛り込みました。

若者主導で作り上げた、オリジナルのくつべらです。本革、ハンドメイド。

このくつべらの売り上げは、動画撮影に協力してくれる若者への人件費等に当てさせていただきます。

一つ一つ、とても丁寧に作ってくれているものなので、ここでも宣伝。コマーシャルです(笑)。

この「プロに聞く!」も、これまで沢山の若者が参加・協力してくれています。有り難いことに、もっと手伝いに参加したい!と言ってくれる若者も増えました。

今回の撮影中も、色んな場面で協力してくれる若者がいました。


細々とではありますが、今後も若者と一緒に色んなプロの方に話を聞いていきたいと思います。

ススキくん(仮名)、いかがでしたか?

「障がいって何?」には、色んな考え方があったんじゃないかと思います。障がいを持つ方々と関わっているプロの方々も、それぞれ色んな考えを持ちながら仕事をされているんだと思います。

ススキくん(仮名)がご友人の女の子と関わるとき、あるいは他の、障がいを持つ方と関わるときなどに、実際に働く方々のお話が、ススキくんの温かな気持ちが発揮される上での一助になってくれたらいいな、と思います。


岩橋さま、加藤さま、松香さま、有難うございました。

「ちょっとの手助けで障がいで無くなる。生活がしやすくなる」

近くで継続的に、という献身的な手助けは難しいけれど、ちょっとの手助けなら、自分にも出来るかもしれません。

あまり難しく考えすぎず、まずは考え理解することから。

今後、実践していけたらと思います。


youtubeの「くつべらマンのプロにきく!」
「いいね!」「チャンネル登録」よろしくお願い致しますm-m



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?