靴のS,M,Lには基準がありません!!

靴のサイズ表示にS、M、L表示の靴が
あります。

このS、M、L表示には、気がつかな
いと靴選びの迷宮へ引き込む、
とても大きなワナが仕掛けられてい
ます。

靴のS、M、L表示に基準は
ありません。

どのような割り振りにするのかは、
大手の小売店や卸売商社の考えで、
勝手に決められています。

そのため、
S=22.0〜22.5
M=23.0〜23.5
L=24.0〜24.5
といった、1つのサイズ表示に
2サイズ入れてあるものがあったり、
1サイズ飛ばしや大きい方だけ
2サイズ飛ばし、24.5をLLとして
あったり、それぞれのサイズ表示に
統一的な基準がありません。

そのため、お履きのサイズはいくつ
ですかと伺った時に、「Mです」
と言われても、はたして何センチ
なのか、実際の長さ、寸法が
分かりません。


かつてS、M、L表示の靴は
アパレルショップで売られる靴に
多く見られたのですが、今では靴の
専門店や百貨店でも見るように
なりました。

靴の専門店や百貨店の靴売り場の
スタッフはある程度靴の選び方の
教育を受けています。

しかし、今靴販売の主流になって
いるアパレルやEC、いわゆるネット
通販では売れ筋重視であり、
在庫はできるだけ少なくすること
3ワイズ展開あるいは、LLを含めて
4ワイズ在庫すればいいのです。

これは売る側主導の靴販売が行われ
ているということ。

貴女のサイズは置いていない店が
とても多いということです。

アパレル業界のスタッフに靴選びの
ノウハウを教育しようとしても、
トップの意識が変わらないと、
スタッフの意識が変わる事は
ありません。

スタッフは、ご自身の貧しい靴購入
の経験に基づいた接客しかできない
ので、サイズ展開をしても、
それを活かす新たな価値観での
接客は出来ないです。

実際にサイズ展開しても、
その価値を活かす方法を知らず、
受け入れず、
「仏造って魂入れず」という
実例があります。


この実例は、幅の展開をしている
お店で、驚くほど実在しています。

宝の持ち腐れだ!もったいない!
と嘆くばかりです。

結局、今の靴業界の大半は、
ピッタリの靴を履いたことがない
スタッフが、
ピッタリの靴を履いたことのない
お客様に、
「ピッタリですね」と売っている、

喜劇なのか、悲劇なのか
わからないというのが実態です。

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