＃２９　代替案をたくさん用意しておく

基本的に物事は思うように進まないものだ。ある程度商談が進んでいたのにペンディングになることはよくある。あれこれと指示を出してくる割に、そこそこ準備が進んだあたりで「やっぱええわ」と手のひらを返してくる。基本的に若い人や中間管理職に多い。

準備を進めるためには時間も労力もコストもかかるものだ。更には多方面への根回しが必要になる。見かけ上は1人と1人だけの話し合いに見えるようで、その先には多くの人が動いてくれている。これがキャンセルとなると面倒であったり、メンツが立たないというものだ。あとイライラしたりするし。

物事はキャンセルのオンパレードである。物事自分が思うように進まない。

仕事が出来る人と言うのは、多少物事がうまくいかないことを折り込むのが上手だ。断られる前提でＡ，Ｂ，Ｃの代案が多い。だからこそ商談が上手くいかなくても物事がスムーズに進む。なんなら、断った張本人が何故断ったのだろうと後悔することさえ多い。

代替案がどれだけ手持ちにあるか、それこそが仕事のスピード感と成果を左右するし、何より精神安定につながる。