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SHODENSHA COMICS通信 3月号 ~新ロゴ完成&公開!

こんにちは。SHODENSHA COMICS編集部です。

本屋大賞の発表が徐々に近づいて参りましたが、ようやくノミネート作品を半分くらい読み終えました。どれも最高なのですが、中でも凪良ゆう先生の『汝、星のごとく』と、寺地はるな先生の『川のほとりに立つ者は』を推しています。

『汝、星のごとく』は、先日『小説現代』さんに掲載されていたスピンオフも爆速で読みまして、登場人物・櫂を担当していた編集者2人の姿を描いた物語だったのですが、彼らの作家さんと作品に対する熱い想いにあまりにも食らってしまい、むせび泣きました。喝を入れてもらった気持ちです。



編集部員たちの日常や裏話をゆる~くお届けするマガジン『SHODENSHA COMICS通信』。今月は新しいロゴデザインが完成いたしましたので、お披露目させていただきます!

それでは早速…。こちらです!(ばばん!)

ロゴデザインは坂脇慶さんに依頼させていただきました。

坂脇さんは、編集長・山田の担当作である町田洋先生の『夜とコンクリート』や、少年アヤ先生の『尼のような子』の装丁デザインをご担当いただいき、そのご縁もあってお声がけをしました。

これまでに編集者たちが築いてきた作家さんやデザイナーさんとの繋がりを大切にしながら、「女性向け」や「恋愛もの」といったジャンルにとらわれない新たな作品を作っていこう、という思いを込め、中性的かつ存在感のあるデザインに仕上げていただきました。

今後、単行本の表紙やサムネイル、SNSや広告など、様々な場面で使用していく予定です。実はそのために数パターン用意してあるのだとか…。

SHODENSHA COMICSから生まれる新たな作品に寄り添うこのロゴが、どうか多くの読者の方々に愛されることを願っています。

坂脇さん、素敵なロゴをいただき本当にありがとうございました!



さて今回は最後に、編集部内でブームになっている作品をご紹介させていただきます。カクヨムさんに掲載されている『近畿地方のある場所について』という記事。

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきた…というホラーモキュメンタリ―です。SNSで紹介され話題になり、考察に頭を悩ませる読者が急増しています。

妙なリアリティがありつつも、文字ベースだからこそ想像の幅が絶妙にあって、それぞれの読み手の中で作られた謂わば”勝手なイメージ”が、勝手に頭の中にこびりついて離れなくなる感じ…。余白って怖いですよね。

読み進めるたび、記事に書かれていた出来事が少しずつ繋がっていく感動があるのもまた素晴らしいです。更新が楽しみ…。編集部一同、大注目しています。

(余談ですが、近年モキュメンタリーブームがキテますね…!Youtubeチャンネルの『フェイクドキュメンタリーQ』も大好きです。普段ホラーは苦手なのですが、モキュメンタリーは”決定的な怖さ”がないので、ギリ観れてしまうのが不思議です。)

SHODENSHA COMICS通信、次号もお楽しみに!



(文 川端)


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