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2020年振り返り - 技術イベント・コミュニティ運営

2020年は新型コロナの影響で激動の一年でした。残す所あと数時間となりましたので、未来の自分に向けて今年一年取り組んだ活動を振り返ってみます。

私はこんな人

1月

2020年心新たに、仕事もプライベートも今年取り組む事、チャレンジしたい事について検討し計画を立てていました。2019年の12月に武漢市で発生した新型コロナウイルスが、今後の活動に大きな影響を及ぼすとは、この時は思いもしませんでした。

2月

2020年2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」が大きな話題となりましたが、この頃から新型コロナウイルスによる影響が徐々に出始めていました。
「技術イベントの開催」について、開催出来るのか、するべきではないのか、その判断基準が分からなかったので、イベントの企画自体が宙に浮いている状態でした。

その中で、DroidKaigi2020が開催を中止するという大きな決断を下しました。この決断は、この後の開催を予定していた技術イベントに対して、開催判断の大きな指標になった事と思います。

運営の方が開催中止の判断に対するアナウンスをされていましたが、その大きな決断に対して、「自分がその立場だったらどう判断するか」とかなり考えさせられる出来事でした。

3月

2月が終わる頃には、すでにオフラインのイベント開催は選択肢にはなく、オンラインでどうやってイベントを作るのか、その手法とコンテンツ作りに奮闘していました。

仕事ではzoom webinarやYouTube LiveでMeetupを開催するために、どんなツールが良いのか、どうオペーレーションすれば良いのか、誰でもオンラインイベントが出来る仕組み作りをし、プライベートでは、実際オンライイベントを開催しながら、トライアンドエラーを繰り返す日々でした。

色々なコミュニティと共催イベントを今年は沢山開催していきたい、と思っていたので、3月開催したオンラインイベントは、共催が叶ってとても嬉しかったです。
Angular +  Firebase Live Coding Session の開催方式は、オンライ開催の事例としてGoogleにも取り上げていただいたので、早めに動けて良かったです。


今ではオンラインイベントで多く使われるようになったStreaYardですが、配信ツールの一つとして、Go Live Coding Sessionのイベントでも運用を試してみました。登壇者の方も簡単に使えますし、配信コストがかなり下がるので、気軽に配信するにはこのツールが一番だなと思いました。
配信手法や画にこだわり過ぎると、本来の目的から逸れてしまう可能性があるので、配信へのこだわりは捨て、コンテンツ作り、登壇者サポートに徹底しようと決めた頃でした。

4月

4月から仕事の方でも徐々にMeetupや採用イベントなどを開催できるようになり、色々なオンラインイベントのサポートに入る事が多くなりました。
配信への拘りは捨てようと決めた3月でしたが、運用コストを測るための一つの事例として、OBSとYouTube Liveでのイベントも開催しました。

5月

3月から様々なオンラインイベントをする中で、オフラインと同じユーザ体験を提供する事が難しく、オンラインだと一方通行になってしまう、という問題がありました。どうやってコミュニケーションを構築するのか、というのが次の大きな課題でした。

年明けから企画していたWTMのIWDのイベントですが、開催方式に対して私自身がかなり悩んでいたので、当初は開催自体をやめようと思っていました。WTMのイベントは、オフラインで顔を合わせて直接コミュニケーションを取りる事に意義を感じていただく事が多く、オンラインのような一方通行のイベントは目的と趣旨が合わないと思っていたからです。

目的と趣旨が合わない事を、無理にやる必要はあるのだろうか。

そう考え悩んでいましたが、「コミュニケーションの課題をどうクリアできるのか」、「参加するモチベーションをどうのようにコントールするか」、という2点を解決するために、オフラインと同じ体験をオンラインでは提供できない事を大前提に企画をしていきました。

最終的には、登壇者の方々の発表内容が素晴らしく良く、参加者の方に熱量を感じてもらえる、素晴らしいオンラインイベントになりました。

6月

6月から9月は、Android11 Meetupsを計8回、GoogleとGDG主催という形で開催しました。各地のGDGと一緒にイベントを開催できること、東京だけでなく地方の方も参加できることは、オンラインならではの醍醐味だと思いました。オフラインとオンラインのそれぞれの特性を踏まえた上で、何を提供できるのかを運営側がきちんと理解し、趣旨に合ったものを作る事が大事だと思い始めた頃です。

Android11 Meetups

7月

Actions Builder 正式発表記念イベント

Flutter Meetup

8月

7月後半から技術書典に運営として参画しました。主にオンラインイベントの企画・運用、サークル・一般参加者とのコミュニケーション等の検討を行なっています。

技術書典ファンミーティング、技術書を書いてみよう

9月

BIT VALLEY 2020にオンライン登壇

技術書典9スペシャルオンラインイベント

ISUCON10 
今年は初期からISUCONの運営に関わり、配信などの企画を担当しました。参加者の熱量は、コミュニティによって違いはありますが、熱量が高ければ高いほど、オンラインイベントでも盛り上がります。

オンライン予選

10月

毎年開催している一年に一番大きなイベントであるDevFestも今年は、オンライン開催でした。今年も実行委員長を努めさせて頂きましたが、オンラインという事もあり、他のGDGと一緒に共催できたのはとても良かったと思います。

11月

仕事で企画から運営を担当している、一年で一番大きなカンファレンスも今年はオンライン開催でした。企画自体は春から進めていて、オンライン開催については沢山議論をしました。3月から取り組んできたオンラインイベントの色々なノウハウが活かされたと思います。何事も挑戦して良かったです。
振り返りレポートでは、事前登録・視聴関連の数値が公開されているので、ぜひご覧ください。

12月

ミイダス・Hajimari・for Startups・ディップ HR Tech Meetup
副業で技術広報のアドバイザリーとして参画している企業主催のオンラインイベントを開催しました。エンジニア組織運営、組織づくりについて深く思考する良い機会になっています。

技術書典10スペシャルオンラインイベント
7月に開設した技術書典YouTubeチャンネルはすでに1,000人を超え、技術書典に参加するユーザの熱量をすごく感じています。そして只今絶賛技術書典10開催中です。

その他

2020年3月から韓国語を習い始めました。

※10月から継続講座を申し込んでいましたが、忙しさあまり講座の時間に参加できなくて12月いっぱいはお休みしています。2021年1月から頑張ります。

9月からアメリカのオンライン大学に入るために英語のコースの受講を始めました。2021年もコンピューターサイエンスを学ぶために日々勉強を継続していきます。


まとめ

この一年を通して、色々な技術オンラインイベントを企画・運営してきました。数年前に趣味で配信、動画制作をしていた知識が活きた年でした。

また、仕事もプライベートも同じように課題を持ち、課題解決のための取り組みを惜しみなくし続ける事で、結果が見えてきたように思います。

ユーザ体験をどう作るか、といった点ではまだまだ課題も多くあります。そして、まだまだチャレンジ出来る様々な取り組みも多くあります。
失敗を恐れずに、まずはチャレンジする・経験することが大切だという事を、忘れずに来年も活動していきたいと思っています。

今年一年、関わって頂いた皆様には感謝しかありません。ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。


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Shoko Sato
Shoco Satoです。読んでいただきありがとうございます!サポートは様々な活動に役立てさせていただきます。 Twitter https://twitter.com/satoshoco