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蒸留酒と醸造酒の違いについて。

こんばんは。SHOCHU Xの橋本です。

只今、絶賛第2弾商品の開発を進めているところでございます。どんな焼酎が出てくるか、是非予想しながらお待ちください。

普段このようなブランドを運営していると、焼酎を始め、お酒のことについてよく聞かれます。自分もお酒を飲み始めた頃は、乙類焼酎と甲類焼酎の違いなんてところか、お酒がどうやって作られているかだったり、どんな種類があるのかなんて全くわかっていませんでした。働いていた居酒屋では、日本酒に氷を入れて出したこともあります(笑)そんな自分でもある程度お酒についてならば、教えることはできるくらいに今では知識はあります。

お酒の種類の基礎的なことについて記そうと思います。

お酒には主に2種類に分類される。

アルコールには主に2種類に分類されます。(細かくいうともう少しあります)
それは醸造酒蒸留酒です。きっと皆さんもどこかで聞いたことはあるでしょう。

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醸造酒とは、日本酒・ワイン・ビール・シードルなどが分類されます。

蒸留酒とは、焼酎・ウイスキー・ブランデー・ウォッカ・ジン・ラムなどが分類されます。

大まかにこれらの種類だけみて、何か違いは気づいたでしょうか?
勘の鋭い人ならば、醸造酒がおおよそのアルコール度数5%〜16%に対して、蒸留酒は40%前後と気づいた方もいるでしょう。

(一応焼酎のブランドなんで、蒸留酒の焼酎の度数は25%じゃない?と疑問に思った方もいるでしょう。そう思った方はこちらのnoteに焼酎が25%の理由を書いているので是非見てみてください。)

そもそもアルコールはどうやって作られる?

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お酒の種類をいったんカテゴライズしてみたものの、そもそもこれらがどうやって作られるかを知らないと話になりません。

それではめちゃめちゃ簡単に説明します。

アルコールを造る上で必要なモノは2つあり、それは「糖分」と「酵母」です。

もととなる果実や穀物の「糖分」を微生物である「酵母」が食べて、「アルコール」と「炭酸ガス」を作る。

これだけです。このような過程を「アルコール発酵」と呼びます。

なので酵母の働きで、糖分から「アルコール」が造られるわけです。
ちなみに、同じく造られた「炭酸ガス」は、密閉しなければ空気中に
飛んでしまいますので、アルコールだけが残ります。(シャンパンやスパークリング日本酒はこの炭酸ガスを生かして製造されます!)

醸造酒と蒸留酒の違いとは?

では実際に醸造酒と蒸留酒の違いとは何か?となるのですが、上記の

もととなる果実や穀物の「糖分」を微生物である「酵母」が食べて、「アルコール」と「炭酸ガス」を作る。

これが醸造酒です。

ちなみに醸造酒の歴史は古く、4000年前のエジプトでは放置していた麦に、酵母が入り込み、勝手にそこらへんにビールができていたのが起源とされています。なので意外とお酒を作るのは簡単なのです。アメリカなどではホームブリューイングといって、自宅で個人がビールを製造する事が可能なんです。(※日本では禁止されています!)

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もう少し深掘ると、醸造酒でも日本酒などは少し特殊で、原料の米には糖分が含まれていないため、上記の過程で発酵を行う事ができません。そこで、麹を使い、麹の酵素によって米のデンプンを糖分(ぶどう糖)に変え(糖化)、酵母の力で「アルコール発酵」を行っているのです。

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いわゆるこれが並行複発酵です。
ちなみに日本酒は大昔から並行複発酵で作られていたのにも関わらず、これが科学的に理解されたのは近代になってからなんです。つまり昔の人はどうやって日本酒が造られているのかわかってなかったんですね。

大ヒット映画の「君の名は」に出てくる「口噛み酒」を覚えているでしょうか?

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主人公の三葉がやったのは、噛むことにより唾液中の酵素(アミラーゼ)が米のデンプンを糖分に変え、自然酵母で発酵させる、というプロセスなのです。

なのでこの理論を用いれば、「口噛み酒」はでもどこでも簡単に造ることはできるのです。(※日本では禁止されています!)

それでは蒸留酒とは?


醸造酒の説明をしたところで、蒸留酒とは一体なんなのでしょうか。

それは、醸造酒を「蒸留」させたものが蒸留酒です。

理解できたでしょうか?簡単に説明しすぎましたが、蒸留について説明します。

「蒸留」とは蒸気を液体に変えることです。そうすることで出来上がった液体が純度が高くなったり、濃縮されます。
そこで醸造酒を蒸留するとどうなるでしょうか?結果としてアルコール度数が高くなったお酒が完成されます。

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これはまず元となる醸造酒を蒸気にしようと温めると、水の沸点は100度ですが、アルコールの沸点は78度です。なのでアルコールが先に気化します。それを冷却することでアルコール度数の高いお酒ができるのです。(ちなみにこれは中学の理科でみんな習っているはずなので、忘れていた人はしっかり勉強しなおしましょう!笑)

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こうしてできたものが蒸留酒です。

元になる醸造酒が違ければ、出来上がる蒸留酒も違います。それを簡単に説明すると、

日本酒→蒸留→焼酎
ビール→蒸留→ウイスキー
ワイン→蒸留→ブランデー
シードル→蒸留→カルバドス

こんな感じになります。

ちなみに蒸留の歴史は、お酒のために生まれたのではなく、香料(香水等)を造るために生まれました。

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パフュームという映画に蒸留や香水のことがよく描かれているので、是非見てみてください。


まとめ

いかがだったでしょうか?今回説明したのは、本当にざっくりなので、こうやって造られているんだくらいの理解でいてください。
そしてよく焼酎などの蒸留酒は太らない、と言われていますが、それは蒸留のおかげなのです。というのをまた次回noteに記事にします!

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