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7/12(月)実施 トークイベント&完成披露試写会レポート

本作の完成を記念した書店トークイベントを実施!場所は藤原竜也演じる、天才作家・津田伸一の書いた小説が現実になるというストーリーにちなみ、高さおよそ6mの本棚、そして沢山の本に囲まれた、銀座蔦屋書店。
ステージ中央には小説を模した、巨大小説パネルが!

MCの呼びかけでパネルの中から藤原竜也土屋太鳳風間俊介西野七瀬タカハタ秀太監督が登場。
まさに小説の中から飛び出してきたような演出となりました。

まずは主演の藤原竜也から「この作品は話が複雑で非常に面白いです。今日は一生懸命、分かる限りのことを話したいと思います。よろしくお願いします。」と一言挨拶があり、イベントがスタート。
始めに、実写化不可能とまで言われた原作の実写化ということで、演じる上で工夫・意識した点や現場でのエピソードについて、「タカハタ監督の撮り方がリハーサルを重ねずに、勢いや現場の熱量で行けるとこは一発で撮ってしまおう!という演出・手法だったので、自分としても良い緊張感を活かしながら、監督の想いになんとか付いていこうと集中してやりました。」と天才作家・津田伸一を演じた藤原は充実した現場であったことを語りました。

津田の担当編集者・鳥飼なほみを演じた土屋は「とても貴重な経験をさせていただきました。私自身も藤原さんの演技をずっと見て育ってきたので、とてもワクワクしました。お客さんを引き付ける魅力というのが、実際に現場でも感じることが出来ました。」と藤原と共演しての喜びを語りました。
読書好きのバーのマスター・幸地秀吉を演じた風間は「僕の役は本当に存在しているのか分からない、つかみどころのない役で、その感じが津田の嘘なのかどうか分からないようになっているといいな。観ていただいた方々に判断いただけらなと思ってます。」とミステリアスな役どころとともに作品において担っているポイントを挙げました。
津田伸一の通うコーヒーショップの店員・沼本を演じた西野は「演じたキャラは割と距離感が、特に津田とは近くて、演じるのが難しかったです。監督からは『まだ距離があるな~。(藤原と)ハグしてみたら?』と提案してくださって、やったら気持ちがほぐれて、すごくありがたかったです。」と現場の雰囲気の良さを語りました。

サブ②

続いて、「ウソの撃退法!」と題して、藤原・風間・西野の3人が話すエピソードの内、真っ赤なウソ話をしているのは誰かを土屋に見破ってもらうというコーナーがスタート。まず最初に話したのは風間、エピソードは「今日イベントを行っている銀座は祖母が住んでいた街で、祖母が他界してから久しぶりに来て、会っているような気持ちなっている。」というもの。
一発目に感動的なエピソードが飛び出すと、「素敵な話、、!」「これがウソだったら本当にヤなやつ(笑)」とまさかの感動と笑いが。
続いては西野は「夢の中で着ていた衣装を今日着ている」という正夢のようなエピソードが。最後に藤原は「事務所に提出する履歴書の写真を料理人・周富徳さんとのツーショット写真にしたら受かった」というもの。

エピソードが出そろうと土屋は「本当に私はこういうのが苦手で、、!みなさんホントの様な顔で喋るじゃないですか!みなさんお芝居するのは本業ですから、、」と悩ましい表情を浮かべました。いくつかの質問し、考えた結果、、「七瀬ちゃんでいこうかなと!」と予想。なんとその理由は「私が宣伝部だったら【西野七瀬、騙したっ!!】みたいな見出しの方が面白いかなと思って」とまさかの宣伝目線での予想に会場からは笑いが。
そしてドラムロールの直後、緊張感のある沈黙破ったのは、なんと藤原・風間・西野、全員の手が挙がりました!まさかの結末にウソだったらヤなやつとなる風間は「説明させてください!他界してしまった銀座でお世話になった方がいて、祖母ではないという話です。大丈夫ですか!?これで納得してもらえました!?」必至に弁解しました。
西野も「そんな夢はまったく見てません!さっき裏で急いで考えました。」とコメント。そして藤原は「これは全て風間くんのエピソードです!」と衝撃の告白が!会場からは笑いとどよめきが。風間からも「ウソのようなホントの話だけど、竜也くんの話ではないです!」と付け加えられました。

サブ①

最後に藤原から「とても面白いです。目まぐるしく変わるストーリーとラストにかけて一瞬で世界観に引き込まれます。暖かい気持ちにもさせてくれる。まもなく公開を迎えますが、是非みなさんに観ていただけたら嬉しいです。」と締めくくり、盛り上がりの熱、冷めやらぬまま、イベントは幕を閉じました。

続いて、本作の完成を祝して主演の藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬ら超豪華出演陣、そしてメガホンを取ったタカハタ秀太監督が完成披露イベントに登壇!

天才作家・津田伸一を演じた主演の藤原竜也は「この作品は1年前くらいに撮影しました。そして、ようやく公開できることを嬉しく思います。内容に関しては僕らも現場で『難しいな』と言いながら苦労しながらも楽しく撮影しました。皆さんも楽しんでいってください」と挨拶。
津田の担当編集・鳥飼なほみ役の土屋太鳳は「女優としても映画ファンとしてもここまで謎が多い作品は層々ないです!今は難しい状況ではありますが、心の中は自由なので謎にまみれて作品を深堀して楽しんでください!」と話し、家族と共に姿を消したバーのマスター・幸地秀吉役の風間俊介は、「完成した映画を観てもらえるのが幸せです。観終わった後に『私はこう思った!僕はこう思う!』と考察が生まれる映画です。皆さんの頭の中で考えていって進化していく作品となっていますので、楽しんでください!」と本作の見どころをアピール。そして、津田と秀吉が出会ったコーヒーショップの店員・沼本役の西野七瀬は「私は台本を読んでもすっきり理解出来ず、試写を観た時に『なるほど!』と思いました。皆さんはその感覚を最初から体験出来るのが羨ましいです!」とコメント。タカハタ監督は「本作は昨年の3月に富山で撮影をしました。延期や中断をせざる負えない現場もある中で、スタッフやキャスト、現地の方々が助けてくださって感謝しています」と感謝を述べました。

そして、全編富山県での撮影が行われた本作について風間は「何が現実なのか?何が虚構なのか?見ていただいた方に答えがあるようなものなので、現場でこれは本当に現実なのか、津田が書いた物語の中なのか?というふわふわした中で撮影をするという初めての経験をしました。(藤原さんとは)初共演で、今回お芝居が出来るのが楽しみで、竜也君の役がまくしたてるように喋っていて、僕はマイペースに淡々と喋るという交じり合わない二人がシンパシーを感じながら違うぺースで話し続ける今までにないようなお芝居の感覚を楽しみました」と藤原との初共演を楽しんだ様子。

土屋は「私は本当に竜也さんの芝居を見て育ってきました。本作ではバー・オリビアという所で竜也さんとの掛け合いのシーンが多くて、台詞のスピード感が私自身が竜也さんの目の前にいてドキドキしましたし、この舞台にいるような感覚になるというのも見どころのひとつと思っております」と藤原との共演に感動のコメント。

西野も「私も緊張していました。タカハタ監督が『沼本と津田の距離感を近くするためにハグしたりお姫様抱っこしてみたら?』と仰られて、その演出のおかげで距離は縮まりましたかね(笑)」と裏話を披露し、対して藤原も「タカハタ監督はテストをやらずにぶっつけ本番でカメラを回すんですよ。そうしたシーンも実は多くて、良い緊張感の中で芝居をやらせて頂きました。皆さん(芝居が)上手いので、良い環境の中で僕は遊ばせてもらいましたね」とタカハタ監督流の撮影を振り返りました。すると藤原は続けて「もっと富山にいたかったよね!」と切り出し、風間も「パート2,3撮りたいよね!」と続けると、土屋が「でも竜也さんの戦いは新幹線ですよね!」と話題を変えると、藤原は「東京に帰るための戦いもありましたね(笑)」と答え、タカハタ監督が「現場はそのために戦いましたよ!(笑)」とタカハタ組の息の合った掛け合いも披露され会場からは笑いが起こりました。

★メイン

そして本作は実写化不可能と言われた原作を実写化するにあたって工夫した点を、タカハタ監督は「原作は本当に読み物として面白くて、ずっと読んでいたいと思うような作品。長編で細かい枝葉に別れていって複雑になっていきます。そうゆうことも含めて難解な原作を如何にエンターテインメントに昇華するかというのを脚本段階から色々話し合いましたね。エンターテインメントにするということは難解な物を分かりやすくしてカドを取るということではないと思っていたので、複雑な部分を活かしながら、お客さんを最後まで気持ち良く騙し切るためにはどうしたら良いかを念頭に置いて作業しましたね」と謎解きエンター<転>メントと称される本作の製作裏話を明かしました。

そして、劇中では【謎の偽札】、【一家失踪事件】、【裏社会の男】といった一つ一つの謎が絡み合い物語が展開されることにちなんだ≪謎を感じた奇妙な体験≫を聞かれた藤原は「これは正に今日風間君から聞いたんですけど・・・」と話し風間を見ると(風間は)「共演は初めてですけど、過去に(藤原さんが)映画を撮っていた時に自分の友人も出ていたんです。そして電話をしている時に友達から「今、藤原竜也君が『電話代わってって』言うから代わるねと言われて電話口で『どうも藤原竜也です』と言われたので、自分も自己紹介すると(藤原さんが)『風間俊介君か』って返してきて、あれは何だったんですか?(笑)」と聞くと藤原は「(風間君とは)初対面で初共演だと思っていたけど、それは(風間君と)話したかったんだと思うよ(笑)。自己紹介だけしてね、謎だったね」という謎だらけなエピソードを披露し笑いを誘いました。

最後に藤原は「本日はありがとうございます。この作品が一人でも多くの方に観て頂けたら思っております。ここにいる全員もっと努力をして良い作品を皆さんに届けられたらと思います。ありがとうございました」と本作の公開を心待ちにしているファンに向けてメッセージを贈りイベントは幕を閉じました。

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