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Fog | 霧予測のバイブル

こんにちは。普段から森を撮っている星野翔です。
この7月は1ヶ月間、長野県で個展をしていてふと感じたことがあったので記事を書いてみました。

はじめに

まず初めに、この記事は有料記事となっています。
内容としては

・写真撮影における霧の種類やその特性とその作例
・スマホアプリである"Windy"やその他のアプリなどを使った霧の予測
・前日の天候を見た霧の予測
・そういった霧をどうやって予測していき撮影に生かすのか


こういった内容でこれまでの経験を踏まえて書いていきます。自分の作品作りにおける数年分の「経験」という財産を共有することになるので有料ということをご了承ください。
そして僕は気象予報士の資格も持っていませんし正確な専門知識はありません。僕のこれまでの経験上での話となっているのでこれを見たからといって100%霧を当てられるというものでもないです。
普段からWindyも見れるし大体わかるって方はおすすめしないです。まじで。僕の周りでも霧を撮ってる人も多く見られるのでそんな方は多分見なくてオッケーです!
この記事を購入される方はそこらへんをご理解の上、購入するようにしてください!

霧って?

以前からそうなんですけど、この個展期間中かなり多く質問されるのが、

「霧ってどうやって予測しているんですか?」

です。
もちろんたまたま出くわす霧もあったり大外ししたことも何度もあります。
ただ僕が撮影に行く時は霧が出そうな場所を狙って行くことがほとんどです。

そもそもなんで霧が必要なの?って話。
僕は普段森を撮影しています。霧があると森は幻想的になります。昔の偉い人も確かそんなことを言ってたから人間は潜在的にそういう意識があるのかもしれません。
ただ僕は子供の頃からどんなことでもママに「なんで?なんで?」って聞いてた人なのでこの潜在意識はどういうとこから来てるんだろうって考えたことがあります。

まず思ったのは森は木が多いですよね。もちろんです。木が3本で森なんですから。木が多いということは枝や葉っぱも無数にあります。ということは森の中でパッと見た時に視界に入ってくるものと言えば枝や葉っぱなわけです。そうです。ごちゃごちゃしてるんです。悪く言えばとっ散らかってる。そんなカオスな状況にもまた美というものはありますが。
そしてそこに霧が入ると視界は悪くなります。当然です。運転してると危ないですよね。濃霧時に運転しているのをイメージしてみてください。遠くのものが見えづらくなりますよね。そして霧の奥からいきなり何か現れます。そう、近くのものは霧の影響を受けづらくなるんです。だから濃霧"注意報"って言われて運転時は危険なんですね。
これを森の中、そして撮影することに置き換えてみると、遠くのものは見えづらい、近くのものは霧の影響を受けづらい。
撮影するときは何かしら皆さん意識して構図を作っていると思いますが、例えば近くに何か前景となる木を配置したとしましょう。そうすると近くの木は霧の中でも割とディテールははっきりとしているはずです。そして先ほど話した中景や後景に位置するであろう枝や葉っぱ、遠くの木などは霧の影響を受けて見えづらくなる。自分が決めた構図から消えて見えなくなります。
これ、自分の部屋とかに例えてみると散らかってる部屋より、すっきりと物が少なく整理整頓されている方がなんとなく安心というか気持ちいいんですよね。たまに散らかってる方が安心するって人いますけど。
こういった人間の潜在的な"安心感"や"気持ちいい"といった感情が霧の効果に現れているんじゃないかって思ったんです。

雑多な森で背景が見えづらくなり、美しいと感じたものだけが浮き出てくる。そんな時、幻想的という言葉が出てくるんじゃないかと思います。
だから森をより幻想的に、綺麗に、整理して撮影したいと思った時、霧が必要になってくるということです。
自分は霧がないと中々上手く撮れないのでこういったものに頼っています。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、肝心なこの霧に出くわすにはどうしたらいいのだろうというとこですね。気象現象なので行けば霧が出てる訳でもありません。こっから有料記事となるので必要であれば購入して読んでみて見てください。

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