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商圏内に何台自転車があれば自転車屋は成り立つのか?

 まず自転車屋の商圏がどれくらいなんだ?というところから議論がありそうですが、ここでは半径2キロ圏内と設定します。

 で、次は上の記事を参考にします。回答者さんの書き込みを引用します↓

個人経営の自転車屋さんの平均年商は、およそ3000万円だそうです。国の調査によりますと一世帯当たり年間自転車関係支出額は3000円とのことです。このことから年商を世帯当たり支出額で割ると、1万世帯を顧客に持たなければならない事になります。大変難しいことと思います。

https://okwave.jp/qa/q7247208.html

 個人経営で年商3000万円はないだろう…ということで数字を少し変えていきたいと思います。
 私のお店の客単価がちょうど3000円でしたので、客単価はそのまま3000円。一人のお客さんが一年に一回来店すると仮定します。

 次に粗利益率。自転車販売中心か、修理中心かで変わってきますが、ここでは、修理中心で純利益率30%で設定します。ここも私の店の数字に合わせます。

 で、日本人の平均年収はだいたい430万円らしいので、年収430万円を得るために必要な顧客数を考えます。

 430万円÷30%=1433万円の売り上げが必要。

 1433万円÷3000円(客単価)=4777客 となりました。お客さんが一年に一回の利用と想定すると…

 結論:半径2キロ圏内に約5000台自転車があれば、平均年収程度の収入が得られる

 ということになりました。私のお店基準の数字(激安店よりは高いが、チェーン店よりは安い価格設定)なので、実際は地域によればもう少し客単価高いと思います。
 どちらにせよ商圏内に3000台前後は最低限ないと厳しいんじゃないかなと思いました。

 

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