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【自転車屋】開業してからのお金の推移

 現在、自転車屋を開業してから6年以上が経ちました。

 ということで、通帳やらなんやらを見直し、開業前からの資金の増減を記事にしました。
 めちゃくちゃ小規模な自営業者ではありますが、銀行通帳10冊、売上や経費の全データ6年分を全部見直し。

 お金の流れを見ていると、ついでにいろんな思い出も蘇ってきて、数字を眺めているだけなのに、なんか感慨深くなりましたね。



創業期

 まず、開業前は100万円の貯金しかありませんでした。元々給料が激安だったのと、自宅を購入したからです(キャッシュ一括)

 にしても、よくこんな少ない貯金で開業しようと思ったなと呆れます。

 で、借入が160万円。これは政策金融公庫さんから借入れました。

 そのうち200万円くらいは開業資金に費やしました。3ヶ月ほど掛けて貯金はどんどん減っていき、残金は約60万円に。

 そこから、金銭的に余裕がなさすぎたので、20年分一括払いの自宅火災保険を年払いに変更したり、信号待ちで自動車に追突された件で40万円くらいゲットしたおかげでなんとかしのげました。
 
 開業一年目は、もしも持ち家ではなく賃貸で5万円以上の家賃だった場合、破産していた可能性が非常に高い資金推移でした。

黒字になるまで

 1年目は赤字だったのですが、資金は70万円を切ることはなく、微妙な増減を繰り返し、2年目半ばからようやく黒字になり始めました。

 ということで、1年半から2年くらいは資金が減り続ける資金推移になりがちなのではないでしょうか?

 調べてみると、新規事業が黒字化するまでは3年から5年かかるケースが多いそうです。

 参考になるかわかりませんが、小さなお店の自営業を開業する場合でも2年から4年位耐えられる資金があったほうが良さそうです。

 その後は順調に推移し、なんとか人並みの生活ができるようになりました。

急に運が向く

 そこからですが、謎にお金が増えていきました。

 投資を始めたり、コロナ補助金だったり、大規模なメーカーリコールだったりで急にお金が舞い込むチャンスが次々舞い込んできました。

 開業2年目まではあんなにお金がなかったのに、急にお金が増えて戸惑いました。

まとめ

 思い返すとぎりぎりの綱渡りだったのだなと思います。経営者がスピリチュアルや精神論好きなのもなんか分かる気がしますね笑

 私程度の零細自営ですら、あのときは大変だったとか、潰れる紙一重だったみたいな経験があるので、大企業の創業者やら成功者の皆さんはもっと修羅場や危機を経験しているでしょう。

 そして、思い返すと、あれは「運」でしかなかったという瞬間も私なんぞより多く味わっていると思います。

 お金の推移から謎の精神論の話になってしまいましたが、お金の流れこそ人生の推移だと思いました。
 そして、お金の流れにも波があって、その流れもまた自然の波のように自分でコントロールできるようで出来ないものなのかもしれません。


結論:人生は運
 


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