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[むくみ]リンパ浮腫はどんな所にできるんだろう?

リンパ浮腫は足や腕にできることが多いですが、それ以外の場所にできたりするのでしょうか?

こんな疑問を持たれたことはないでしょうか?私の場合は、生まれつき左足にできています。重力の関係で足にできやすいリンパ浮腫ですが、顔や外性器にできたりもします。

部位によってできるリンパ浮腫はどう違うのか体験を交えながらご説明していきます。

どういった場所にリンパ浮腫はできやすいの?

そもそもリンパ浮腫とはリンパ管のある場所ならどこにでもできる可能性のある病気です。中でも出来やすいのが腕や足になります。日常生活の中で立ちっぱなしになると血の流れが悪くなります。さらに運動不足や年配の方では、筋力が弱くなり心臓に血液を戻すポンプ機能が劣ってくるためリンパ浮腫になりやすいのです。

足や腕に特に多くリンパ浮腫は多く見られがちですが、顔や外性器といった場所にも見られるます。どこにできてもおかしくないのがリンパ浮腫なのです。

足にできるリンパ浮腫

普段の生活でも足はむくみやすいです。1日寝れば翌日には元の大きさに戻ることが多いですが、立ち仕事や座り仕事の多い人は要注意です。大半の時間立っていると、血流が悪くなります。また、座った姿勢でもひざ裏やそけい部のリンパ節が圧迫されリンパの流れが悪くなってしまうのです。

動くことの少ない生活を送っていると筋力が落ちていくので、イスに座っている最中でも足の曲げ伸ばしを行い、軽くマッサージしてあげるだけでも効果が期待できます。

私の場合は、左足にリンパ浮腫ができています。生まれつきのもので、もともとリンパ管の機能が弱く原因はわかっていません。仕事上立ちっぱなしなので、工夫して屈伸運動や休憩時間時は足を高くして横になるなどしていますが限界はあります。リンパ浮腫患者というだけで仕事の制約を受けなくてはいけないのはイヤですが、転職も考えなくてはいけないかなと考えています。

腕にできるリンパ浮腫

足の次に多いのが腕にできるリンパ浮腫です。乳がんの手術でリンパ節を切り取ることでなることの多い腕のリンパ浮腫。

手術後にリンパの流れが悪くなり、手術した方の腕の皮下組織にリンパ液がたまりむくむことがあります。術後すぐに症状が出る人もいれば、10年以上もたってからむくみが出る人もいます。

早い段階でリンパ浮腫を発見することで重症化を防ぐことができ、手術のいらない包帯による圧迫治療などで症状はよくなっていく可能性が高いです。

私は数年前に左ワキのリンパ節をとりリンパ浮腫になっている左足に移植する手術を行なっています。今は特に痛みもむくみもないため、日常生活を送る上では不自由ないですが、今後むくみが出てくる可能性もあるため日頃からケアに努めるようにしています。

顔や外性器にできるリンパ浮腫

顔付近にできるリンパ浮腫は、重力の関係でリンパ液が心臓に戻っていくため発症しても半年程度の期間で改善に向かっていく人が多いです。まぶたやほっぺた、口の中がむくんだりする場合が多いです。

外性器のリンパ浮腫は、むくんだ場所にイボのようなものができます。これはリンパ小疱と呼ばれるリンパ液の詰まった袋のようなものです。袋が破れると細菌が入り蜂窩織炎の可能性が高くなります。泌尿器科などで受診すると他の病名と間違われることもあるため、正しい診断が重要になってきます。

まとめ

・リンパ浮腫は体のどこにでもできる可能性がある

・足や腕にリンパ浮腫はできやすい

・顔にできたリンパ浮腫は比較的治りやすい

・外性器にできたリンパ浮腫は、性病と間違った診断を受けることもあるため最初の診断が重要になってくる

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