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超カンタン解説!重要用語『FOMC』とは


知らなきゃヤバい『FOMC』とは

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの中央銀行(FRB)が、政策金利を決める会合のことを指します。

注目される理由

投資家に注目される理由は、政策金利です。この政策金利の変更によって、景気と市場に直接的かつ劇的に影響を与えます。

政策金利が上昇するとドル買い。政策金利が下がるとドル売りに直結します。

特に、本記事執筆時点(2022/09/16)ではインフレ対策のために、いままでにない大幅な利上げを継続しており、マーケットに与える影響は絶大です。

金利と投資は切っても切れない関係

金利動向によって、為替相場の方向性が決まると言って過言ではないほど金利は重要な要素です。

なぜなら、金利が通貨の価値となるからです。

ユーロとポンドはどちらの方が価値が高いか?と質問された場合、あなたはどのように考えますか?

経済に詳しい方ならEUR/GBPのチャートを見て上がっていたらユーロ、下がっていたらポンドと答えることができるでしょう。

しかしながら、チャートはあくまでも売り買いされた結果であり、なぜユーロ高になっているか、なぜポンド高になっているかの説明はできません。

通貨が買われる理由は金利に由来しています。

金利=通貨の価値

金利を簡単に言うとお金のやり取りのための手数料です。

たとえば、100円を借りた時に、金利が1日で10%と言われたら、翌日になると110円返すことになります。

借りる側からすると金利は忌むべき存在ですが、通貨の金利を考える時は貸す側になって考えます。

貸す側からすれば、金利は高ければ高いほど利益が大きくなるので、FOMCでドルの金利が高まると、銀行や大手機関投資家がドルを買うようになるのです。

よって、ドル買いが生まれるのです。

まとめ

  • FOMCとはFRBが実施する政策金利決定会合。

  • 金利は通貨の価値

  • 政策金利が上がるとドル買い、政策金利が下がるとドル売り。


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