【米国】必殺の一撃不発、トランプ大統領窮地!?
SHO+XENONです。
今日は別のネタをやろうと思っていて、3000文字以上の記事を書き上げていたのですが、でかいニュースが飛び込んできたので予定を変更してこっちをやります。
最高裁、テキサス州の訴えを棄却
前回、前々回と、意気揚々とこれらの記事を書いていたわけですが、
その訴訟に対して、連邦最高裁判所が判断を下しました。
必殺の一撃と目されていた、というか勝手に期待を膨らませていた、このテキサス州の訴えは棄却されてしまいました。
前回受理されたものだと思ってそう記事に書いていたのですが、どうも即日却下にしなかった(いわゆる「登録」段階)というだけで、受理ではなかったようです。間違っていましたので訂正してお詫びします。
これを受けて、CNNを始めとしたメディアやら、アンチトランプの方々が、それはもう鬼の首を取ったように大喜びしております。
色々見てみたのですが、やはり間違いないようです。具体的にどの判事がこの訴訟の審理を退けようとしていたのかも明らかになっています。っていうか全員(2名のみ発言だけはさせてやろう的な感じ)なんですけどね。散々です。
棄却理由なんですが、「合衆国憲法第3条に則り、原告として不適格」とのこと。簡単に言えば「関係ない話に他所が口出ししてくるな」ということですね。
とにもかくにも、テキサス州の主張は通らなかったということになります。これを受けてテキサス州は、「もう連邦から脱退しようかなぁ」といったことを匂わせ始め、また今回テキサス州に賛同した他州に「憲法を遵守する連邦」への参加を求めているようです。
まだトランプ大統領に策はあるのか?
とはいえ、実はこっちの記事の後半部分に、今後の展開はすでに予想しているんですよね。
私が勝手にこれが必殺の一撃だと思っていただけで、実はこれすらも数々の布石の一つに過ぎないのだとすれば、まだまだトランプ大統領サイドの切り札は残っているということになります。そして、ここ何日かでまたいくつか、そう思うのが妥当である根拠が出てきています。順を追って説明しましょう。
国防総省、CIAへの援助打ち切り
まずはこれでしょう。国防総省がこれまで行ってきたCIAへの援助を、1月5日を以て打ち切ると発表しました。
これに先立ち、11月下旬頃、トーマス・マキナニー将軍やマイケル・フリン退役中将などによって、ドミニオンに関連して、米国陸軍特殊部隊がドイツのフランクフルトにあるCIAのサーバーを制圧した際に銃撃戦になり、特殊部隊員が5名・CIAの準軍人が1名死亡したという話が出てきていました。この話が根拠になっているのではないか、という説があります。
また、制圧したサーバーの内容がシドニー・パウエル弁護士らによって解析されたことで、軍部はCIAが反逆的な行為を行っていた証拠を掴んだのかも知れません。すでにCIAに代わる諜報組織は構成されており(NSAなど)、今となってはCIAよりも重宝されているようなので、もうCIAを失っても良いと判断しているのかも知れません。
もしこれらの話が全て真実なのだとしたら、国防総省としてはCIAに対して恨み骨髄に徹するといったところでしょう。部下を殺され、護ろうとしている国家を転覆させようとしているのですから。
中国軍、カナダにて訓練か?
どういうわけか、カナダ国内・アメリカとの国境近くで、何故か中国の人民解放軍の兵士が訓練をしているのだそうです。なぜカナダ? そして何故中国? そして何のためにそんなことを? そもそも本当に? 疑問符がいくつも付く情報ではあります。
しかし、きな臭い話は他にもまだまだあります。シドニー・パウエル弁護士は「違法な票がカナダとメキシコから国境を超えて流入している」と述べていたことがあります。また、カナダのトルドー首相は中国にシンパシーを感じているのではないか? という話があります。
あまり信じたくない話ではありますが、すでに米国内に侵攻することを企図しているのではないか? そしてそれにカナダが手引をしているのではないか? といった疑惑がネット上に蠢いています。物騒にもほどがあります。
トランプ大統領に打つ手はあるのか?
実際のところ、トランプ大統領が勝つか負けるかは、現時点においてもまだまだわかりません。激しいシーソーゲームの様相であるように思います。
ここまで来てまだトランプに勝ち目があるのか? というと、究極の最終奥義である「戒厳令」と「開戦」という手があります。いよいよ戒厳令については現実味を帯びてきたように思いますが、それでもまだトランプ大統領は、軍事力に頼らない正攻法での解決を諦めていないように思います。
ですので、ここからは「法的オプション」と「軍事オプション」に分けて考えていきます。
法的オプション
今回のテキサス州の訴訟が棄却されてしまっている陰に隠れてはいますが、実はいくつかの訴訟が連邦最高裁判所にて登録状態になっています。そのうちの一つが、ジョージア州にて起訴されている、リン・ウッド弁護士による違憲訴訟です。
リン・ウッド弁護士の訴訟に期待を持つことができる理由として、実は先のテキサス州の訴訟の棄却理由こそが、こちらの訴訟を受理すべき裏付けになるのです。
先の訴訟の棄却理由は、「関係のない州が口を出すべきではない」というものでした。ではリン・ウッド弁護士はどうかというと、実はジョージア州の弁護士なのです。ジョージア州の弁護士がジョージア州の違憲について訴訟を起こしたわけですから、先の理由は棄却理由として使えないばかりか、むしろ道標を示してしまった形になるのです。
また、同様の理由により、州内から訴訟を起こせば審理する可能性があることを示しています。今後さらなる訴訟が提起され、係争中につき選挙人を選べないということになる可能性があるのです。
さらに、もし選挙の過程に問題があると判断される場合、選挙人を州議会が選んで良いというルールがあります。そしてそれが知事の判断と異なっていたとしても、議会の方が優位であると規定されているのです。
したがって、今回の件で議会に火が点いてしまった場合、票の数や知事の意向とは関係なく、選挙人が選ばれる可能性があるのです。そして、これらの問題となっている州の議会の多くは、実は共和党=トランプ側が優位だったりもするのです。
さらにさらに、もしもそれでもあらゆることが覆らずにそのまま進行してしまったとしても、実はペンス副大統領には選挙人選挙の結果を拒否する権利があるのです。
もちろん通常はこの権利を行使することはできません。しかし、もし米国民の多くが今回の選挙結果に納得いっていない場合、あるいは世論がすっかり不正選挙に対する不信で統一された状態になった場合、ペンス副大統領がその最後のセーフガードとして待ち構えることになるのです。そしてそうなる機運は、今回テキサス州の訴訟が起こされて棄却されたことによって、むしろ高まっていくことにもなりかねないわけです……!
他にも、現在もまだ連邦最高裁判所に登録状態にある訴訟もありますし、ウィスコンシン州で正副両大統領が連名で相手陣営を訴えた訴訟もあります。
これらのことから、まだ法的にも打てる手は数多く残されていることがわかります。つまり、一安心できる……のではなく、まだまだジェットコースターは爆走を続けることが決まっていると言えるのです。心臓に悪いですね。
軍事オプション
法的オプションが手詰まりになった場合、大統領令の発令、戒厳令、開戦などの軍事オプションが行われる可能性があります。
トランプ陣営はすでに、今回の選挙には中国が深く関与していることに何度も言及しており、大統領令発令のための布石を打っています。新型コロナのパンデミックも、中国によるバイオテロだとほぼ断定的に述べています。
今回発令するであろう大統領令は、「外国からの選挙介入があった場合」に発動するものですので、トランプ陣営側の主張ではすでに発動条件をクリアしていることになります。
そして発令に至った場合、外国からの介入に加担した人物や企業は全て国家反逆罪に問われます。国家反逆罪の最高刑は死刑であり、また資産没収など非常に厳しい罰が与えられるのです。この大統領令発令により、相当多くの逮捕者が出ることになるでしょう。
その上で、戒厳令を敷いた状況で「公正な」選挙を行い、トランプ大統領が再選される……というシナリオになるわけです。ただ、これをトランプ大統領がやりたくないのは一目瞭然です。どれだけ正当な理由があろうとも、これでは独裁者のやり方そのままだと感じることでしょう。トランプ大統領もきっと同じ感想を持っています。だから今の今まで封印しているのです。
さて、その上で開戦ともなると、また話がだいぶ大きくなります。戦争中は基本的に大統領が変わることはありません。ですから、結果が出る前にもし開戦してしまったら、トランプ大統領の続投は確定するわけです。
もちろん、国内事情でいちいち戦争されていたのでは、巻き込まれる国や軍人たちにとってはたまったものではありません。いくら大きな権限を持つ大統領であろうとも、例え一時的にそれを振るうことができても、遠からず必ず引きずり降ろされます。
しかし、今回ばかりは条件が揃っています。バイオテロによりすでに先制攻撃を受けているのです。開戦するには充分すぎる理由なのです。軍人たちもむしろ、ここまでコケにされたのですから、憎き敵をぶっ飛ばしたい気持ちを相当持っているでしょう。
それでも、仮に開戦があったとしても、トランプ大統領は自身が再選された後で起こすことでしょう。あくまでトランプ大統領は正々堂々と戦い、勝ちたいと思っているのですから。
今回の結論
まだまだ映画は始まって75分くらい、主人公たちがピンチに陥る場面ってところです。まだまだポップコーンとコーラが欠かせませんね。
そんなことを言いながら、自分はミルクティーを優雅に飲んでいる、SHO+XENONでした。