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ポール・ホブス カベルネソーヴィニヨンの基本情報 (テイスティングノート)

Paul Hobbs Cabernet Sauvignon Napa Valley 2015

Paul Hobbsによるカベルネ。濃縮感のあるとても濃い色合いで、見た目通りのしっかりフルボディですが、アメリカのカベルネに良くあるフルーツ爆弾の様なこってりしたものではなく、ちゃんとエレガントに仕上がっています。2015年ですが、まだまだフレッシュ感があり、フルーツ・花に加え、杉などの緑の植物のニュアンスが綺麗に感じられます。酸味とタンニンは程よく抑えられており、「複雑」というよりは、とても「素直でストレート」な香りと味わいです。

ステイホームの正月を利用して作ったちょっと濃い味の自家製チャーシューとの相性も抜群でした。濃厚でポテンシャルを感じるので、是非、機会があれば、さらに熟成されたヴィンテージの経年変化も試してみたいです。

今回のものは、Saint HelenaとOakvilleで栽培されたブドウが使われています。他にも、カベルネのラインアップとしては、上級ラインの"Nathan Coombs Estate, Coombsville, Napa Valley"があり、高額($300〜)ですが、こちらも機会があればトライしてみたいものです。

創業者でオーナーのPaul Hobbsは、UC Davisでワイン醸造を学んだ後、Robert Mondaviでキャリアをスタートし、その1年後には、Mondavi氏本人に誘われ、Opus Oneの醸造チームに加わっています。その後、Simi Winery、コンサルを経て、1991年にNapaとSonomaの2箇所のワイナリーから葡萄を仕入れる形で、自身のワイナリーをスタートしました。

現在、国内には、Paul Hobbsの他、Crossbarn(CA州)、Hillick & Hobbs(NY州)を運営。海外では、アルゼンチン、フランス、スペインにワイナリーを持つ。 Robert Parkerが選出する"Wine Personality of the Year"を2度受賞。質への狂信的な拘りから"The Steve Jobs of Wine"とも言われています。

産地 Napa Valley
ヴィンテージ 2015
品種 カベルネソーヴィニヨン
価格 $120.00 (USD)
抜栓 2021/1/2

外観 澄んだ、輝きのある、紫〜黒みを帯びたルビー、濃い、豊か(粘性)、濃厚な、濃縮感がある、良く熟した
香り しっかりと感じられる、ブルーベリー、ブラックベリー、シダ、すみれ、針葉樹、枯葉、カカオパウダー、樹脂
味わい アッタク:やや強い、甘み:豊かな、酸味:丸みのある、やわらかな、苦味:きめ細やか、緻密、バランス:心地よい、バランスの良い、スマートな、アルコール:やや強め、余韻:やや長い

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