ブログ_社会人1年目の教科書

入社1年目の教科書

もうすぐ新社会人としてデビューされる方も多いのではないでしょうか。

そんな新社会人になる方の中でも
ワクワクしていたり、不安になったりしている方も多くいるかもしれません。

そんな方々に是非とも読んでほしい1冊が、
「入社1年目の教科書」です。

この本の内容から、
特に意識しておけばいいよ、というポイントに
独自の視点を入れてお話させていただければと思います。

1つめのポイントは、
「頼まれたことは、必ずやりきる」

これは社会人としてというより人間性を見られると思ってください。

頼まれたことを必ずやりきる、って難しいですよ。
慣れない環境で初めてやることも多い中、
いろいろな仕事や雑務を任されます。

本来の業務に関係ないような単なるお手伝い的なものから、
仕事の初歩的な部分のサポートとか様々あるかと思いますが、
ただやるだけではなく、次のことを意識することです。
それは「途中で投げ出したり、忘れないこと」
「可能な限り早いスピード遂行すること」です

途中で投げ出す人はなかなかいないと思いますが、
うっかり忘れてしまう人はいるんじゃないでしょうか?
意外とそうゆうところで先輩や上司はあなたを評価しています。

また、無駄に時間をかけすぎるのもダメです。
時間をかけすぎるとその分クオリティに関して突っ込まれますし、
ほんの昨日まで学生だったあなたと社会人の時間感覚って意外と異なります。
出来れば「いつまでに仕上げる/完了すべきか」を確認するのも良いかもしれません。

2つめは本書の初級「質問はメモを見せながら」と
中級の「仕事は復習が全て」です。
つまり「メモを取ること」です。

いやいや当たり前のことですよね、分かってますよ。


そういう人も居るかもしれませんが、本当に出来ていますか?

メモを取ることは単に備忘録やTODOリスト作成のためにあるのではありません。
振り返りや記憶への定着をするためのものでもあり、
先輩や上司へのスタンドプレーでもあります。

一日が終わり、自宅へ帰って飯食って寝るだけではいけません。
一日色んなことがあったはずです。
その時々でメモを取った内容をもう一度読み返しましょう。

欲を言えば、ノートか何かに整理して書き直しましょう。
私はこれを完璧にこなして完全に頭に定着させていました。

転職回数8回ですが、これは新卒からずっと継続しています。
こうすると記憶の定着、仕事内容の理解、社内の人間関係、
先輩・上司の仕事内容およびその難易度など、
気になったところや何気ない発言もメモに取れば圧倒的なスピードで
多くの情報・知識を吸収できます。


これをしていれば正直2倍のスピードで成長できるので、
頭のいいみなさんであれば3年も会社にいなくても十分一人前の社会人に
なれるはずです。

少し難易度を上げるのであれば、ベストセラーにもなった、
前田祐二さんの「メモの魔力」も読むといいかもしれません。

3つめのポイントは上級編の「仕事は盗んで、真似るもの」です。

入社すると多くの企業では座学による研修が始まり、その後各々の部署やチームに配属されたり、
OJT研修がスタートしていきます。

社内で新人として手取り足取り教えてもらえる期間は思っている以上にとても短いです。
受け身で得られる情報・知識・スキルはほんとうにごく僅かです。
それ以上に必要な仕事の仕方はぶつかりながら学ぶしかありません。

ただ、新卒のみなさんで考えてできることには限界があります。
正解か誤りかもまだ判断が難しいはずです。

そうゆう時は「仕事の出来る先輩・上司を完璧にまねすること」です。
結果をだしている人は考え方・行動・発言ともに少しいい意味でのクセがあります。

その人のクセを盗みます。
正直完全にものまねすれば良いと思います。
ものまねには「分析力」と「体現力」が必要になります。

この人は他の先輩・上司となにが違うのか、
何を考えて仕事をしているのか。

そしてその考え・言動を真似するにあたり、
自分の出来ていないことにも気付きます。

営業であれば見込み客のリスト選別の傾向・基準や作成方法。
テレアポや飛び込みをするならその時の立ち振る舞いから表情や声のトーン。
商談の際の会話の流れ・話の組み立て方などなど。

見て、真似するだけでもかなりの時間と労力がかかります。
違う人間ですからもちろん同じような結果がでないこともありますが、
右も左もわからない新人がオリジナルで勝負することに比べれば
遙かに質の高いトライ&エラーになるはずです。

いきなり成功したり、うまくいくことはなかなかありませんし、
結果を出し続けることは簡単ではありません。
まずはチャレンジしてみて、失敗して、分析して改善の繰り返しです。
それらの質を高いものにするためにも盗んで真似るは非常に効果的です。

以上、「入社1年目の教科書」からこれだけはやっておくべき3つのポイントをお話しさせていただきました。

出来ればこの本は実際に買って、3回は繰り返し読んで欲しいです。
本来なら本というものは要約するなんてもったいないので
するべきではないと思いますが、この本を買うきっかけに、
あるいはどうしても読書が嫌すぎるという人のために書きました。

会社ごとに事業も環境も仕事内容も異なるので
仕事術の正解なんてありませんが、
転職回数8回してきてどこでも必要になるなと振り返り思いますし、
私が実際に実践してきたポイントになります。

是非参考にしていただき、社会人1年目で良いスタートダッシュを切ってもらえればと思います。

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