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おわりに

 ここまで私の話にお付き合いくださったあなた、本当にありがとうございます。
 自分の話ばかりしてしまったように思いますが、何か一つでも身になることがあれば幸いです。

 浮かんだり、沈んだりの人生、疲れてしまうこともあると思います。そんな時は、まずはひと呼吸、置いてみてください。
 自分の状態を客観的に見て、『疲れてるんだなぁ』と感じ取って、『よし、じゃあ自分で自分を癒してやろう』と行動できたら、明日からの自分が少しずつ変わっていくと思います。
 もちろん、すぐに上手くはできないし、上手くできるようになったかな? と思いきやまた失敗。なんてこともあります。
 そんな時は、どうか自分を責めないであげてください。

 『自分を責めない』ということ自体が難しい時もあると思います。
 どうしたって沈んでいってしまう時が、私にもあります。自分を責めてしまう癖が、今でも時々顔を出します。
 でも、後で冷静になって振り返ると、『やっぱりあの時の自分は悪くなかった』『調子が悪かったのだから仕方ない』と思ったりするのです。
 その繰り返しです。
 繰り返しに辟易して、何もかもやめたくなってしまう時もあるかもしれません。そんな時は、一人で頑張らないでください。
 専門家や、誰か信頼できる人を頼ってみてください。否定されたらどうしよう、って怖いかもしれません。でも案外否定されないし、話してみたら、それだけでちょっとスッキリするかもしれません。

 否定してくる人は、先述の通り同じ人間だと思わなくていいです。『違う種類の生き物なんだなぁ~』と思っておいてください。
 そう思うことは悪いことではありません。思うだけなら人を傷つけはしないし、むしろ自分を守るために大切な考え方だったりします。

 とにかく、一人で頑張りすぎないこと。
 少しくらい自分を甘やかしてあげること。
 焦らないこと。
 一生続く苦しみはないと言います。
 辛い時は、いずれは過ぎ去っていく嵐なのだと言い聞かせてみましょう。

 あなたが、人生の凸凹道をなんとか最後まで歩んでいけますように。
 少しでも多くの時間が、楽しい時間でありますように。
 心から願っています。

祥青堂  三浦 祥

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