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2022総まとめ① 今年の9枚


2022年もあともう少し。ということで、年末になると音楽好きがやたら挙げはじめる例のやつ【今年の9枚】をやってみようと思います!

1 WEAVER / WEAVER


やっぱり今年はWEAVERの年だったなあと。2月まで心はともに走り抜けるつもりなので、振り返るにはまだ早いですが。

NEWアルバム「WEAVER」は、WEAVERにとって、3年ぶりのフルアルバム。新曲がでることも久しぶり!ラストアルバムと銘打ってリリースされてはいますが、ラスト作であること以上に、彼らの最新作であることが、私にとってはとても特別なことでした。WEAVERの新しい曲が聴けるのを心待ちにしていたので、とっても嬉しかったです!

今回のアルバムは、3人の個性や、それぞれの過ごしてきた時間がぎゅっと詰まった一枚だなと思いました。ここ数年、ソロ活動も活発に取り組んできたWEAVERさん。曲づくり、物語を書く、楽器を極める、ほかにもきっとファンからは見えない努力もたくさんしてきて、それぞれが得意な方向性で能力を磨いてきた今の3人だからこそ出来上がった作品なのだろうなと想像します。

近年固定化されつつあった作詞作曲の担当も、今作は様々です。愛しのおっくん曲が復活してくれたのが本当に嬉しいし、杉くんのまっすぐな歌詞も素敵!もちろん、べーちゃん詞×杉くん曲の定番コンビも至高です。

解散発表以来、終わってほしくなくてまだウジウジしてしまうことも多いけど、このアルバムを聴いているときは、素直に前向きな気持ちで彼らの新しい未来を応援できている気がします。いや、こんなに良い作品つくるのにもったいねえな〜とも、思っちゃうけどね!笑

これからもずっと大事に聴きます!
最高のアルバムをありがとうWEAVER!!


2 暁 / ポルノグラフィティ


こちらも待望のNEWアルバム!なんと前作『BUTTERFLY EFFECT』以来5年ぶり!待っていましたよ本当に!!

久しぶりのアルバムは「ポルノグラフィティ、まだこんな引き出し持ってたのかよ」みたいな曲がてんこ盛りでした。芸歴20年超えてもまだまだ攻め続けてくれていて、ファンとして嬉しい限りです。どこまでもかっこいい推しだよ、、進化が止まらない、、

たとえば、ここ数年ソロプロジェクトで磨きをかけられた岡野さんの歌が、今とんでもないことになっています。今まで聴いたことない声を出してる曲がいっぱいです。

“メビウス”の歌い出しとか、今までの岡野昭仁史上最も何かを愛おしむような声色で「やさしいあなたは わたしのくびねを りょうてでしめあげ ないてくれたのに」とか歌ってくるからちびりそうになるし、“暁”の生物圏突き抜けハイトーンを聴くと何かが覚醒しそうになります。

また今回のアルバムは、作詞が全て晴一さん担当なのも新しい部分でした。ハルイチシンドウワールド全開で最高です。クラウドと証言とナンバーの歌詞が特に好きです!!あと暁も!!!カメレオン・レンズと悪霊少女も!!!あー全部いいなあ!!!


3 ReLOVE & RePEACE/高橋優


リラリピ!リラリピ!(やたら言いたくなるタイトル)

「明日はきっと良い日になる」「福笑い」「虹」といった高橋優の所謂パブリックイメージ、彼の1面しかご存知でない方の耳に「これが俺たちの高橋優だァ!」と言って流し込みたい1枚。ぜんぶ違う顔だけど、ぜんぶが高橋優。

そしてライブで聴くのが本当に楽しみな曲が盛りだくさんです。今も充分好きだけど、生で聴いたあとのほうが、もっともっと好きになる曲がたくさんありそうな気配がしています。はやくライブ行きたすぎる!ツアーがたのしみです!

4 LOVE ALL SERVE ALL / 藤井風


藤井風の2ndアルバム。

愛です。愛ですね。
今年の春はずーーーっとこれ聴いてました。

私は特に、

ロンリーラプソディ
それでは、
“青春病”
旅路

の流れが素晴らしく美しくて大好き。私が言うまでもないですが、間違いなく後世に残る名盤となることでしょう。


5 ソングサイクル・ミュージカル「雨が止まない世界なら」コンセプトアルバム/西川大貴・桑原あい ほか


俳優の西川大貴さんが手掛けた、いくつもの音楽が連なって出来ている『聴くミュージカル』です。

未曾有の事態により演劇界の動きが止まってしまった2020年から制作が始まった作品。世界中が同じ危機に直面した状況を“雨が降り止まない世界”に置き換え、変わってしまった日常を生きる人々の心模様が歌われています。今の時代を生きる誰もが感情移入してしまうような内容だと思います。

と言うと、ちょっとテーマが重くて暗そうな感じがしますが、1曲1曲が本当に素敵で、聴いていてとっても楽しいです。再生するたび何度でも感動でき、元気がもらえる作品で大好き。静かな雨の日に聴くのがおすすめです!


詳しくはこちらの記事でも書いております!

ちなみに年明け1月6日には、この作品のコンサートも開催されます。ライブ配信も決定したそうなので、興味のある方は是非!!


6 QUILT/Rei


Reiと様々なアーティストとのコラボ作品集。参加アーティストは、細野晴臣さん、山崎まさよしさん、Cory Wongさん、長岡亮介さんなどなど。大好きな藤原さくらちゃんも参加しています!

Reiちゃんは、藤原さくらちゃんと大の仲良しということから名前を知ったのですが、日比谷音楽祭の配信を見てから気になって、今年たくさん聴いていました。なかでも、ジャンルに囚われない音楽たちがすごく楽しくて、このアルバムは特にお気に入り。ラップからはじまり、カントリーっぽいのもあればポップなのやロックっぽいのもあって、ジャンルレス!カラフル!て感じです。

×細野晴臣「ぎゅ」

×長岡亮介「Stay Awake」

×CHAI「CHOTTO CHOTTO」

が特に好きです!


7 FICTION / BREIMEN


BREIMEN、今年はじめましてで、ドはまりしたバンドです。めっっっちゃかっこいいですねこの人たち。

私は今まで、メロディーが真ん中にある所謂Jポップとかポップロックみたいな音楽ばかりを好んで聴いていたのですが、彼らの音楽は、歌も楽器も同じ並びにいる感覚があります。「グルーブを聴く」というか、、、「音」を「楽」しむという感じ?

とにかくかっけえの一言。中毒性がやばいです。



残り2曲はシングルから!

8  The Moon × 星なんて言わず/Nakamura Emi・藤原さくら


藤原さくらとNakamuraEmi、それぞれ別のアーティストが違うタイミングでつくった2つの曲が掛け合わされて、新たに産まれた1曲です。今年いちばん衝撃を受けた曲でした。

これはもう、聴いたら凄さが伝わると思うので、是非まずは3曲続けて聴いてみてください。

これと!


これが!


こうじゃ!!!!!

です。


拍子やテーマや雰囲気、2曲のすべてが見事にマッチしてるのが凄すぎると思いませんか。奇跡みたいにぴったり。さくらちゃんとEmiさんの声も、違うタイプなのにすごく良く合っていて、とても素敵です。

構成も完璧すぎます。

最初はしっとりと”The Moon”から始まります。ぽつりぽつりとやさしく歌うさくらちゃんと、切なく美しく歌い上げるEmiさん。どっちのThe Moonも良いな・・・と思っていたら、突如として始まる”星なんて言わず”ターン。

「さよなら~~~~あ~~あ~~(大ボリューム)」


ここから、ぎゅんっ!と感情が動かされて、毎回鼻の奥がツンとなります。そして続く、魂の”星なんて言わず”Cメロ。

「星なんて言わず 花にもなってさ 土にもなってさ 風にもなってさ」

「だって明日は燃えないゴミの日 だって明日も新聞は届く 私は笑って 息を吸って 前を向いて 歩く」

号泣。お外で聴けないやつ。ここの歌詞天才ですね。
そして帰ってくる”The Moon”。2人の息のあった美しいハモり。

ここからのラスサビは怒涛です。輪唱のように、2曲のメロディーが重なり合っていきます。それぞれが全く別々に作った2曲をせーので同時に歌ってるのに、お互いが全く邪魔することなく、むしろ引き立て合ってるってどうゆうことなの??元から合体させるために作曲したみたいにぴったりなんですけど、、もうこわい、、

最後は静かに“星なんて言わず”に戻り、希望をもたせるエンディング。素晴らしい。

ちなみにEmiさんのことはこの曲で初めて存じ上げたのですが、とてもとてもかっこいい方ですね。この曲をきっかけに、サブスクにあった全アルバムを聴き漁ってしまいました。

もちろん我らがさくらちゃんの歌声も、相変わらず素晴らしいです。彼女の「寒い日に両手を温めようと暖かい息をは~っと吐いてるとき」みたいなあったかい声の出し方が大好き。

これぞ奇跡のコラボ。たくさんの人にきいてほしいです。おすすめ!

9 MELODY(prod.by BREIMEN) / 岡野昭仁・井口理


続いてもコラボ作。Spotifyで、私が2022年にいちばんたくさん聴いた曲でした。

ポルノグラフィティ岡野昭仁のソロプロジェクト『歌を抱えて、歩いていく』第4弾として発表された、King Gnu井口理さんとのコラボ曲です。作詞作曲プロデュースは、BREIMEN高木翔太さん!最強の布陣!

井口さんは、令和を代表するモンスターバンドKing Gnuのボーカリストでありながら「ポルノを聴かないで青春を過ごすなんて不可能なんですよ。ポルノ不可避」や「いんのしま〜〜〜〜〜ッ!!!!!」等の名言でお馴染みの(?)音楽業界きってのポルノファンの方。自身のラジオ番組『井口理のオールナイトニッポン』で、本人不在のなか勝手にポルノグラフィティのデビュー20周年記念放送を行ったことをきっかけに岡野に認知され、かくかくしかじかあって、今では仲良しに。

そして何を隠そう、音楽業界の最前線をずっと走り続けてきたのにやたら低すぎていた岡野さんの自己肯定感をぐーーーっんと引き上げ、岡野さんがボーカリストとして更なる高みへの道を歩んでいくきっかけの一つをつくった人といっても過言ではないのです。ありがとう井口さん!成功したファン万歳!!

そんな井口さんと岡野さんのコラボ、熱くないわけありません。アッチアチです。岡野さんと井口さんがワンフレーズごと交互に歌っているのですが、「あっちがそうきたなら俺はこう」「最高。俺も負けない」みたいな感じで、ぶつかり合い愛し合い高めあってお互いの限界を超えていく2人のボーカルの掛け合いがたまりません。

さらにBREIMENの遊び心と色気の溢れるサウンドが混ざり合って、物凄いものが出来上がっています。まさに音の化学反応や!

本当にかっこいいので、いつか絶対に生で聴きたい1曲です。


以上、私の【今年の9枚】でした。

今年は元々好きで応援しているアーティストたちがこぞってフルアルバムをリリースしてくれて、個人的に大豊作だったのに加え、新しく好きになったアーティストもたくさんで耳が幸せな1年でした。やっぱり音楽は楽しいね。

来年もたくさん聴くぞー!


おわり

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