過ぎ去りし時の中で思う

いつもはバイクで通勤しているのですが、今日は出張ということで、電車で出勤しました。
慌ただしい朝もいつもとは違う時間感覚で動かなければならないという緊張感からか、普段より早く目が覚め、朝とは思えないほどゆっくりとした時間の過ぎ方に驚きました。
家にいても仕方がないので予定より早めに家を出て駅に向かいホームで電車を待つ。
時間にゆとりがあるのであえて一本逃してみたり…
目的地の駅に着いた時間も結局早かったので、なんとなくホームのベンチに腰掛けてみました。

少し肌寒さを感じる秋の景色
慌ただしく行き来する電車
扉が開くと大勢の人が一斉に飛び出してホームに行ったかと思うと、一群が過ぎ去った後は再び小鳥のさえずりが聞こえてくるほどの静けさがやってくる
なんとも不思議な空間でした。
ふと空を眺めてみると、無機質な駅のホームの天井なのだけれど、
県ですら違うはずなのに、学生時代に眺めていた空と同じ景色で
今まで忘れていたのだけれど、そういえば学生の時もたまにこんなことしていたな
と懐かしく思い
ほんの少し思い出が蘇ってきました。

学生時代の時に、おじさんおばさんに見えた人たちも今は全然そんなふうに見えず
いつのまにかおじさんになってしまったんだなぁとしみじみと思いました。
学生の時は毎日勉強と遊びとで忙しく、クラスで自分がどう思われてるだとか、気に食わない奴がいるだとかで、いろんなことを感じ、考えていたのだけれど
たかが40人ほどが詰め込まれたちっさな社会で、もがき苦しんでいたんだなぁと今からだからこそ思う。
将来の夢はなにか、進路はどうするのか
なんて一生懸命に考えて、それで全ての人生が決まるんだと学歴が全てなんだとそんなふうに思ってたんだけど
社会って意外とそんなことなくて、大学をどこ出てるかなんて聞かないとわからないような環境で、
学生時代に何を思ってたとしてもやろうと思えばなんでもやれる
っていうのが社会人なんだとつくづく思う

あとはその体力があるかどうかなんだよなぁ。

今年は年初から色々頑張ってきたけれど、育児と仕事の両立で精一杯で、息切れして、頑張ることを一旦辞めてみた。

頑張ること、勉強することを辞めてみると
めちゃくちゃ時間の進みが早くて
あっという間に11月が顔を覗かせてる。

人生ってそれなりにやってればそれなりに進むんだけど、得られるものってすごく少ないんだなって思いました。
やっぱり学び勉強し、経験値を積み重ねることで、人生は厚く充実していくものなのだと再認識する
そんな朝の時間でした。

もうちょっと休んだらまた頑張らないとなぁ…

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