ただの大学生が5時間で5万円集めた話
自己紹介
はじめまして!福岡県で大学生をしている しょう@つまみ食い といいます。普段は、ツイッターで日常ツイートをしたり、配信を見たり、たまーーーに配信を自分でしたりしている普通の大学生です。Twitterのフォロワー数も普通、あるいは少ないくらいで、149人のフォロワーさんのみです。(2020/08/18時点)
そんな僕がたったの5時間で5万円に迫る額の4万8千円を集めることが出来たのです。どのようなことをしたのか、何を考えていたのか、自分の備忘録として書いてみようと思います。
考えていたことをほぼそのまま書くので不快に思われることもあると思いますが、ご容赦頂けると恐縮です。
クラウドファンディング
今回、お金を集めるために使った手段はクラウドファンディングです。最近はたくさんのクラウドファンディングのサイトが公開されています。
実は、僕はこのクラウドファンディングを行う以前にも一度だけそれをしたことがありました。その時は、細かい時間は覚えていませんが、10,000円目標のところ、28,400円の支援を頂きました。今回は、その経験も踏まえてお話していこうと思います。
今回、クラウドファンディングでお金を集めた理由は、とある配信者のコンテンツの撮影のためです。しかし、その撮影が和歌山県で行われるため、コロナの影響でバイトが出来ていない僕にとっては、福岡から和歌山への交通費を用意することがかなり難しい状態でした。
そのコンテンツに参加しなくてはいけなくなった理由は後述します。
最初の難関
まず考えたことが、どのサービスを利用してクラウドファンディングを行うかです。前回のクラウドファンディングで利用したサービスのpolcaは、サービスの終了が決まっており、新規企画の立ち上げが停止していました。
でも、先述した通りクラウドファンディングのサイトはたくさん出てきています。その中から自分に合うサイトを探せば、そんなこと悩まなくて済むと思っていました。
しかし、自分の求めるサイトは見つかりませんでした。
polcaには、他のサイトにはないが僕の求めているこのような特徴がありました。
・審査なし
・即時入金可能
・オールイン方式
現在、多くのサイトがクラウドファンディングを掲載する際に、審査が必要だったり、入金に時間がかかったりしています。
そして最後に記した、オールイン方式というのは、例え支援額が目標金額に達しなかったとしても、立ち上げ者に支援額が渡るという方式です。
この条件が必要な理由は、受付開始日からお金が必要になる時間までの時間が少ない、寄付に近い形のクラウドファンディングなので審査が通りにくいという問題がありました。
送金方法を悩む
そこで、目を付けたのが電子マネー送金サービスです。これなら審査もなく、しかも簡単にお金のやり取りが出来ます。
最近は、paypayやLINE Payなど様々なサービスがあります。その中でも匿名で送金が出来、ユーザー数の多いpaypayを今回は選びました。
今回の支援者としてターゲットにしたのは、その配信者のリスナーさんでした。その配信者が、かなりのpaypay信者で配信でオススメしていたこともあり、リスナーさんのpaypay普及率が高かったのも選んだ理由の一つです。
しかしpaypayそのものに、クラウドファンディングの機能なんてものは、もちろんありません。
paypayを無理やりクラウドファンディングに
そんなことは普通は出来ない。しかし、その概念を何とかして打ち壊しました。
まずは出資者の情報の整理をしなければいけません。なぜかというと、リターンをしっかりお渡しできるようにすることが必要だからです。ただ、paypayのQRコードだけ貼っても、その送り主がだれなのかわからなければリターンをお返しすることが出来ません。
そこで利用したのがGoogle formです。これは、無料で使えるアンケートフォームです。これに、支援者の情報を入力してもらい、情報を集めることにしました。
今回このようなフォームを作り、募集を行いました。
ストーリーを組み立てる
上記のフォームをしっかりと読んだ方にはわかると思いますが、しんたろーたりーというネットラジオパーソナリティの断髪式に参加するためのクラウドファンディングでした。
この断髪式は、ただの断髪式ではなく坊主になるという断髪式でした。なぜ坊主になることになったのかという経緯は、Voicyをお聞きください。(チャプター③をお聞きください)
それをコンテンツ化するためには、映像のデータが必要となります。しかし、ラジオでの活動がメインのしんたろーたりーはカメラの機材を所持していません。なので、父親の趣味で高性能なビデオカメラを用意できる僕が撮影に参加することになりました。
しかし、バイトも出来ておらずお金がない。
ここで二つの感情を支援を請うターゲットの皆様に持たせるのが、今回のクラウドファンディングで意識したことの一つです。それは
「このコンテンツを映像で見るには、だれかが支援しなくてはならない」
「年下である大学生のしょうくんに様々な経験をさせてあげたい」
この二つです。人は「〇〇だから仕方ない」と思うことでより行動しやすくなります。そして、年下に対する善を積むという満足感を付加し、より支援してもらえるように意識しました。
支援してもらうターゲットを絞る
先ほどの坊主になるしんたろーたりーのリスナーさんを、ターゲットにしました。これがなぜ重要なのかというと、上記したストーリーに対する動機が濃くなるからです。
リターンの低コスト高満足度化
今回、リターンもかなりこだわっています。リターンの内容は以下の通りです。
支援者様全員:しんたろーたりービフォーアフター写真
3000円以上:支援者限定Twitterの鍵垢による実況
8000円以上:撮影当日の無編集動画+Twitter実況
10000円以上:上記すべてと和歌山土産
一番ハードルの低い支援として、その前後の写真がいち早く入手できることをリターンとしました。
二つ目のハードルは、支援者限定の鍵垢での実況です。これによってしんたろーたりーの当日の動きや僕の動き、現在の状況がわかります。手軽に見れる気になる内容ということを意識しました。
その次が動画です。散髪中の動画を誰よりも早く、そしてノーカットで本編動画では聞けないトークも聞ける、見れるというのがこのリターンのメリットです。
実はここまでで意識してきたことがあります。それは、リターンにお金をかけないことです。今回、移動費にかなりのお金がかかります。なので、利益を最大化するために、かなりケチなリターンにしています。しかし、そこに価値を見出せるようなリターンをひねり出しています。
最後にお土産付きのリターンです。しかし、ここで気を付けなければいけないことがあります。8000円の支援より10000円の支援のほうが、僕にとって得でなければならないということです。どういうことかというと、お土産が送料含め、2000円を超えてはいけないということです。
もし、お土産に2000円以上使ってしまうと
支援額8000ーリターン費0=利益8000ですが
支援額10000ーリターン費2500=利益7500となり、8000円の支援より支援に対するこちらの価値が低くなってしまいます。支援の意味を考えると、これだけは避けなければいけません。
今回はこれをかなり意識しました。
PR方法
今回、PR方法としてTwitterを主に使ってきました。
最初に行ったPRがこのツイートです。Twitterの仕様を考え、一枚目は縦長の画像を、二枚目、三枚目は横長の画像を使っています。また、ハッシュタグは色が変わるという仕様を利用し、強調したい部分はハッシュタグ、絵文字を利用して色を増やすなどして、より人の目につきやすいようにしました。
また、ターゲットであるしんたろーたりーのリスナーさんにアピールするため、その番組名の「ろりラジ」のタグをつけています。
必要な情報がわかりやすいように、そして目に留まりやすいようにすることを意識していました。
次にしたツイートがこちらです。自分が行く意味や価値を表すために持っていく機材の写真を出すことによってアピールしています。
また、そのリスナーの為のオープンチャットにて支援のお願いもしました。
その後、支援が入る度にこのようなツイートをしました。
これは、支援をした人がいるということをアピールする意図があります。これにより自分だけではないという心理的余裕が生まれます。最終のほうでは、目標金額ぴったりに支援してくださる方がいました。その方に聞いたわけではないのですが、「あと少しならこのくらいは出してあげよう」というは心理になっているのではないかと思います。
結果
そんなこんなで、最終的に48000円を集めることが出来ました。これにより、金銭的に余裕が出来、機材を貸してくれた父親にお土産を買うことが出来ました。(いい息子アピ)
その時の動画が気になる方はこちら
最後に
支援してくださった皆様本当にありがとうございました。
クラウドファンディングでのお金のやり取りは、顔の見えないものがほとんどです。しかし、その向こうにいるのは人です。その人たちにしっかり感謝をし、それを伝えることが一番大切だと思います。
そして、結局は人脈です。クラウドファンディングで何かを成し遂げたい人は、良い人脈を作ることが大切だと思います。
初めてのnoteで至らないところもあると思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
あと、4000字近く書いてるの。ほめて!スキして!!!今後また書くかどうかはあなたの反応次第です!!!ねぇ!!お願い!!!!!!!
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