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【アメリカ大陸縦断記 Day121🇵🇾】移住史料館で日系移民の歴史を学ぶ

1/29(日)

朝9時から園田さんが移住史料館で日本人移民の歴史を説明してくれた。ブラジルへの移民が賃金や家を約束された状態で渡航したのに対して、パラグアイへの移民は何も無い状態から産業を興してほしいという期待をかけられて渡ったため、開拓者にならざるを得なかったとのこと。いずれは事業を起こしたいと考えているが、当時の彼らに比べたら全然ハードル高くないなと勇気を与えてもらった気分。

何もない状態から開拓しただけあって面構えが違う…

園田さんは船で50日かけてブエノスアイレスに着いたと言っていたが、船酔いで嘔吐した匂いが充満して劣悪な環境だった話を聞いていると、長距離バスでひいひい言っているのがしょうもないなと思えた。

眞子様が訪れたことも

お昼はスーパーが閉まっていたので、ガソリンスタンド横の売店でエンパナーダを買って食べた。

午後は園田さんが車で町を案内してくれた。経済的に豊かな日本人の家は大きかったり、ブラジル人の家はおしゃれだったりとそれぞれ特徴があって興味深かった。赤土と大豆畑がどこまでも広がる風景は地理の資料集に載っていた写真のまんまで感慨深かった。

赤土と大豆畑

帰宅後は雨が降り始めて、しばらく昼寝していた。31日のバスチケット買ったが、その日の夜に野球の練習があって参加したいのでマキさんにバスターミナルでチケットの日付を変えてもらうよう頼んだ。マキさんは日本語スペイン語に加えてポルトガル語も堪能で、理由を聞くとブラジルに住む従兄弟がポルトガル語しか話せないからと言っていた。「かといって普通は話せなくないか?」と感心すると同時に、やっぱりスペイン語とポルトガル語は似ているんだなと思った。 

今日から世界一周をしているわたるさん・ゆうさん夫婦も加わり、みんなで夜ごはんを食べながらこれまでの旅の思い出を色々話していた。

わたるさんとゆうさんは休職中で、日本に戻ったら家賃や自然を理由に東京以外に住みたいと話していた。わたるさんが海外への留学を考えていて、その時にゆうさんも一緒に行って向こうで働けるように今のうちから働き方を模索していると言っていて、まさに旅するような生き方で自分もそういう生き方をしたいなと思った。

カップルや夫婦で旅する話を聞いていると、世界一周とはいかなくとも近いうちに彼女とある程度長い期間で海外旅行したいなと思った。停電していたのでトランプやUdiniというエジプト版UNOをやっていたが、修学旅行の夜みたいでとても楽しかった。23時すぎに部屋に戻って日記を書いてから寝た。

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